東京通信グループ、第2四半期(1~6月)決算は売上高7%減、2.1億円の営業赤字を計上 ハイブリッドカジュアルゲームへの先行投資で費用増加

  • 東京通信グループ<7359>は、8月7日、2024年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、メディア事業においてリリースまでの開発期間の遅延による配信タイトル数の減少と、新規ジャンルへの先行投資によるコスト増により、売上高が減少し、営業損失を計上した。

    売上高27億7100万円(前年同期比7.3%減)
    営業損益2億1100万円の赤字(前年同期3000万円の赤字)
    経常損益8800万円の赤字(同5600万円の赤字)
    最終損益1億5800万円の赤字(同8700万円の赤字)

    セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①メディア事業 売上高15億9700万円(前年同期比18.8%減)、セグメント利益8000万円(同60.0%減)
    既存事業であるカジュアルゲームやハイパーカジュアルゲームにおいてタイトルリリースを継続的に行っている一方で、新規タイトルのリリースまでの遅延および事業拡大を目的としたハイブリッドカジュアルゲーム領域の開発費・テストマーケティング費用の発生によって売上高とセグメント利益が減少した。なお、重要指標である運用本数は240本となった。

    また、2023年12月1日に連結子会社化したテトラクローマについては、画像メーカーサービス「Picrew(ピクルー)」のアプリ版の提供を開始し、収益に貢献した。

    ②プラットフォーム事業 売上高10億4900万円(同2.9%増)、セグメント利益7600万円(同11.4%減)
    「電話占いカリス」において、第1四半期期間に鑑定師の稼働率および相談回数に一時的な落ち込みが生じたが、鑑定師の就業環境の再整備と、マーケティング戦略の見直しを行った結果、直近の状況は改善傾向にある。

    また、2023年4月にサイバーエージェント<4751>から事業譲受した「SATORI電話占い」、昨年リリースした新規サービスの「恋愛相談METHOD」についても順調に成長を続けた。なお、重要指標である第2四半期連結累計期間における相談回数は、14万3000回となった。

    推し活×メッセージアプリ「B4ND(ビヨンド)」については、複数名の著名なアーティストが参画したことで会員数が拡大した。

    ③その他 売上高1億2500万円(同4432.9%増)、セグメント損益1億100万円の赤字(前年同期7900万円の赤字)
    メタバース事業、デジタルサイネージ事業、人材紹介事業、投資事業および新規事業開発などに取り組んでいる。新規事業としてアイドル・アーティストの公式ファンクラブの運営、イベント開催、ECによる実績を着実に積み上げており、著名アーティストの引き合いが増加した。

  • ■2024年12月期通期予想は変更なし

  • 2024年12月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高80億円(前期比28.6%増)
    営業利益4000万円
    経常利益1億3000万円(同63.6%減)
    最終損益8000万円の赤字

株式会社東京通信グループ
https://tokyo-tsushin.com/

会社情報

会社名
株式会社東京通信グループ
設立
2015年5月
代表者
代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
決算期
12月
直近業績
売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7359
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