【イベント】『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』先行体験レポート カジュアルながらも深い駆け引きが楽しめるアクションゲームが爆誕


Cygamesは、8月2日、同社内にてNintendo SwitchPlayStation4Steam向けソフト『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』プレスイベントを開催した。



『ウマ娘 プリティーダービー』とは
『ウマ娘 プリティーダービー』とは、Cygames2021年にリリースしたスマホ向け育成シミュレーションゲーム。

そのほか、「ウマ娘プロジェクト」として「ウマ娘」たちが織りなすゲーム・アニメ・音楽・コミックス・イベントなど様々なメディアでクロスメディアコンテンツを展開。『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』も「ウマ娘プロジェクト」の1つで、初のコンシューマーゲームタイトルとなっている。ウマ娘のファンをメインターゲットにしつつも、まだウマ娘を知らないユーザーにも楽しんでもらえる内容にしているとの話だった。


『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』について

本作は、51組でチームを結成したウマ娘たちが、ハチャメチャな4つの競技「大障害」「バスケ」「ドッジ」「大食い」に挑む。各競技には、ハチャメチャなギミックやアイテムが用意されているほか、ウマ娘ごとに使える個性的なスキルを駆使して最大4人で対戦する。そうして、ファン大感謝祭の特別イベント「ハチャメチャGP(グランプリ)」で4つの競技を制し、優勝することが目的となっている。

競技を通じて「みんなでワイワイ」楽しめることはもちろん、4チームそれぞれの個性が活かされた全7章のシナリオがフルボイスで収録されている「ストーリーモード」のほか、1人プレイ専用のやり込みモード「ゴルシちゃんの大冒険II」や、自分だけの部室をカスタマイズできる「部室モード」など、「ひとりでもじっくり」遊べる要素が詰まっているという。

なお、シナリオは1チーム約2時間のボリュームとなっており、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のシナリオチームが執筆しているため、安心感をもって楽しめる内容に仕上がっているとのこと。




会場には「DELUXE BOX」の現物も。こちらの商品は、特別な外装箱になっているほか、ゲーム本編、「特製ステッカー」、「ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』スペシャルアイテムセット」、「[DLC]チームセット」、「ブロックフィギュアセット」、「アートブック」、「シリコンポーチ」が付いている。
※ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』スペシャルアイテムセット
・『ハチャウマ』限定サポートカード
・ 虹の解放結晶 1
・ 夢の煌めき 30
※PKG版付属期限:初回生産分のみ
※DL版付属期限:2024103123:59まで
シリアル有効期限:202783123:59まで

さて、ここからは実際に体験して知り得た各競技や各モードの詳細について紹介していく。

「ハチャメチャGP(グランプリ)」について

まずは、みんなでワイワイ遊べる「ハチャメチャGP」について。こちらのモードでは、4つのチームで4つの競技を行い、その総合点で優勝を争うことになる。最初に選べるチームは、<コスモス><フリージア><ローズ><リリィ>の4チーム(DLCでチームが追加されていくのでそちらも楽しみだ)。各チームに所属するウマ娘は以下の通りとなっている。

・チーム<コスモス>
スペシャルウィーク
グラスワンダー
エルコンドルパサー
セイウンスカイ
キングヘイロー

・チーム<フリージア>
サイレンススズカ
エアグルーヴ
マチカネフクキタル
メジロドーベル
メジロブライト

・チーム<ローズ>
トウカイテイオー
ゴールドシップ
メジロマックイーン
シンボリルドルフ
ツルマルツヨシ

・チーム<リリィ>
スティルインラブ
ウオッカ
ダイワスカーレット
スイープトウショウ
アストンマーチャン

選択したチームの中から、各競技に出場するウマ娘をそれぞれ選ぶ形となっている。ウマ娘にはそれぞれ、パワー・スタミナ・スピード・根性といったステータスが割り振られており、得意な競技も異なる。また、出場した後はやる気が下がり能力が下がることもあり、連続して同じウマ娘を選出するのは好ましくない。そのほか、各チームリーダーのウマ娘は本来より能力が上昇しているため、ここぞという場面に起用することをおすすめする。

また、各競技の細かいルールを自分で設定できる「カスタム」モードも用意されているので、ゲームに慣れてきたら自分なりにより遊びやすい設定を探してみるのも良いだろう。

【バスケット奪取ステークス】


最初に紹介する競技は「バスケット奪取ステークス」。こちらの競技は、スタミナとパワーに優れたウマ娘に向いている。4人でボールを奪い合いながら、スキルやテクニックを駆使してゴールを決めた点数を競い合う。ゴールに近付いてダンクで得点するか、シュートは難しくなるが遠くから狙うかといった駆け引きが楽しめる。

もちろん、ボールを保持しているウマ娘は3人から狙われるため、ゴールを決めるのは容易ではない。スティール(奪う)やスピン(避ける)にはスタミナを消費するため無闇には使用できない。相手が遠くからシュートを放ってきたときは、ボールの軌道上でタイミングよくジャンプすればブロックで相手のシュートを止め、ボールを奪うこともできるので一転大チャンスに!

時間経過でゴールが増えたり、特殊な効果が付いたボール(ゴールしたときのポイントが2倍になる「チャンスボール」や一定時間ボールを保持することで確実にゴールを決められる「スペシャルボール」など)が登場したり、ステージにお邪魔ギミックが発生したり、単純なゴール回数だけでは勝負が決まらないため、最後まで諦めずにゴールを狙おう。

本ゲームでは、ボールを保持できたらしっかりとシュートゲージを溜めてからシュートしたい。ボールを取ると次々に相手が奪取しに来るため焦ってシュートを放ってしまいがちだが、切り返しやジャンプを上手く使いながら、相手のスタミナが減ったタイミングを見計らってスピンで攻め込み、ゴールに近付くことができれば良い結果が得られるだろう。

【ウマドッジチャンピオンシップ】


次に紹介するのは「ウマドッジチャンピオンシップ」。こちらの競技は、パワーと根性が高いウマ娘が得意としている。ボールを相手に当てて体力を削り、最後の1人になるまで戦うサバイバルだ。時間経過でボールが2個に増えていくのもポイント。

ボールを所持しているウマ娘はコート内のウマ娘を狙ってシュートできるのだが、さらにシュートボタンを長押しすることで必殺シュートに変化する。また、地上でのシュートとジャンプして空中からシュートを撃つのでは異なる必殺シュートになることを覚えておこう。

シュートの対象にされたウマ娘にはターゲットマークが付く。ボールが飛んできたときにボタンを押せばキャッチできる。さらに、ボールが当たる直前にタイミング良く押すことができれば「Perfectキャッチ」となりスキルゲージが上昇する。時間が経過するとコート内のボールも最大2個まで増えていくので取りに行きたくなるが、ボール保持中は相手からのシュートをキャッチできないため注意が必要だ。

また、ボール未所持の際はスキルゲージのチャージが可能。ゲージが最大まで溜まると「超必殺シュート」が発動できるようになり、一発逆転を狙うことも可能。「超必殺シュート」は、狙った範囲に複数回シュートできたり、コート内を跳ね回るボールを放ったり、一気に複数人にアタックできる強力なものばかりだ。

 
そのほか、バスケと同じく特殊な効果が付いたボール(威力が上がる、長押しせずに必殺シュートが撃てるなど)が登場。スペシャルボールがコートに現れたら積極的に取りに行きたい。

本ゲームは3ラウンド制となっており、生き残るほど多くポイントがもらえて順位を上げやすくなるため、如何にキャッチを成功させられるかがポイントになる。シュートで相手を脱落させることも大事だが、自分が当てられてしまっては元も子もない。キャッチのタイミングがシビアなため、慣れないうちはどこからボールが飛んできても対応できるよう画面全体を見ながら受けに回っても良いかもしれない。また、逃げ回りつつこまめにチャージしておくことで、最後に超必殺シュートを温存できるので勝ち切りやすくなるだろう。


【大食いダービー】


3つ目の競技は「大食いダービー」。こちらの競技には、料理を運ぶ「サーバー」と運ばれた料理を食べる「イーター」の2人のウマ娘が出場する。サーバーにはスタミナとスピードが、イーターには根性とパワーが求められる。なお、本競技に関してイーターは競技終了後もやる気が下がることがないため、能力が高く使いやすいスキルを所持したウマ娘を選びたい。

プレイヤーが操作するのは主にサーバーで、スキルのみサーバーとイーターの両方が発動可能となっている。料理は同時に2皿まで持つことが可能で、同じ色の皿に乗ったものを続けて運ぶほど、イーターの食べる速度がアップ。異なる色の皿を運んだり、テーブルから料理がなくなると食べる速度が落ちてしまうので注意しよう。

また、稀にすべての色に対応した虹色の皿の「スイーツ」や「にんじん山盛り」、「にんじんハンバーグ」といった特別な料理も出現する。加えて、「にんじん山盛り」は5皿分に、「にんじんハンバーグ」はイータースキルがMAXになる効果もあるので、出現したら積極的に獲得しに行きたい。

欲しい色の皿がないときは、異なる色の皿を運んでイーターの速度を落とすより、サーバーのスキルで相手が料理を運ぶのを邪魔するのもオススメ。新たな料理が出現するのを待っている間も、時間を無駄なく使いたい。

【ファン大感謝祭 大障害】


最後に待ち受けているのは「ファン大感謝祭 大障害」。こちらの競技は、スピードとスタミナが重要な競技となっている。4つのレーンを移動しながらレースを有利に進めて1番にゴールへ駆け込もう。

こちらの競技は複数のエリアにまたがって行われる。途中経過の順位もポイントに影響するため、最初から最後まで気が抜けないレースが展開される。

この競技ではスタミナを消費して使用する「熱血」が重要。スタート時にタイミング良く発動すればスタートダッシュができるほか、障害物を越えるタイミング合わせて発動してもスピードアップの恩恵が受けられる。しかし、障害物に引っかかると大幅なタイムロスとなってしまうため、安全策で予め熱血を使っておくか、最短を目指してタイミング勝負に出るかが勝負のカギとなる。

なお、障害物はジャンプでも避けられるが、スピードダウンしてしまうデメリットがあるため、スタミナがないときの緊急用として考えておきたい。

また、レース中はアイテムやスキルを使用することで自身を強化したり、相手を妨害できる。テクニックとして、他のウマ娘の後ろにつくことで速度が上昇するスリップストリームが発生。妨害アイテムは後ろにも置けるため、スリップストリームを狙う際は相手のアイテムやスキルの状況を合わせて確認しておきたい。ゴール付近ではスタミナを消費するダッシュや、自身を強化するスキルで一気に相手を捲りたい。


こうして4つの競技が終了したら、各競技で活躍したウマ娘に個人賞が贈られ、チームの総合点で順位が決定。個人賞は、「最もスキルを使用したウマ娘」や「最も料理を食べたウマ娘」などさまざまな内容が用意されている。



シンプルなルールながらも奥深い駆け引きが楽しめるほか、ウマ娘ごとに拍手の仕方が異なっていたり、状況に合わせて実況が変化したりと、細部にもこだわりが感じられる。余裕が出てきたら背景などにも注目することで新たな発見が得られるかもしれない。

【ゴルシちゃんの大冒険II
一方、ひとりでじっくり遊べるモードとして「ゴルシちゃんの大冒険II」が収録されている。こちらのモードは、ランゲームとサバイバル、ハクスラの要素が組み合わさった横スクロールアクションで何度も繰り返し遊びたくなる内容となっている。ゴールドシップを操作してレベルアップで武器を強化したり、ランダムでドロップする装備でステータスを強化して、よりハイスコアを目指す。全体的にレトロでファミコンっぽいグラフィック表現となっているためカジュアルなゲームかと思うかもしれないが、恐らく想像以上にやり込みがいがあり奥深い。



ステージとしては、クリアを目指す難易度14のほか、体力がなくなるか時間切れになるまで遊び続けられる「エンドレス」もあるため、とことんまで自身の記録を追求することができる。

レベルアップには、敵を倒すことで出現するクリスタルが必要となる。レベルアップした際は、ランダムに3つの武器が出現し、その中から1つを獲得、または強化することができる。武器は別のラインを攻撃できるものや障害物に大きなダメージを与えられるものなど特徴が異なっており、最大6つまで所持できる。各武器のレベルは初期状態では最大10まで上げることができるので、必要に応じて強化することも大事だ。



チャレンジ終了後は装備を手に入れられるのだが、レア度も設定されているため、より強力なものを求めて何度もチャレンジしたくなる。走る距離が長くなるほど敵の攻撃も多彩になるほか、特定の条件を課せられるイベント戦のようなものも発生するため飽きずに楽しむことができるようになっていた。

【部室】
最後に、自分だけのカスタマイズで好きな部屋作りができる「部室」モードを紹介。部室には、各モードで獲得できる「トレセンポイント」を使って購入できるアイテムを設置可能。また、この際、部室に家庭用ゲーム機を置くことで「ゴルシちゃんの大冒険II」が遊べるようになる。



スカウトチケットを使用すればウマ娘一覧から好きなウマ娘をスカウトし、部室に連れてくることができる。置いているアイテムとウマ娘の組み合わせによっては特別なコメントも見られるため、推しのウマ娘でさまざまなパターンを試したい。

今回、改めて『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』を遊ばせていただいた感想として、カジュアルだけど奥深いという印象を受けた。もちろん、ルールはシンプルなためゲームに慣れていない方や小さなお子様とも一緒に楽しめる。同時に、大人が駆け引きで真剣勝負をしても損なわれない楽しさが同居しており、短い時間ながらもしっかりとゲーマーがやり込めるクオリティに仕上がっていることが伺えた。

実際、取材当日は「ハチャメチャGP」で同点首位という結果も。4人で遊べば最後の最後まで盛り上がること間違いなし!そのうえ、「ゴルシちゃんの大冒険II」は一度ハマると1人でも時間を忘れて遊んでしまう。『ウマ娘』ファンの方はもちろん、『ウマ娘』に詳しくなくとも人と一緒に盛り上がれるゲームを探していたという方には、ぜひ本作で『ウマ娘』を知るきっかけにしていただきたい。「カジュアルだから」と甘く見ず、一度手に取るとやみつきになる面白さが待っている。


【商品情報】

タイトル:ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!
プラットフォーム:Nintendo Switch/PlayStation4/Steam
発売予定日:2024830日(金)
SKU/想定価格:
・パッケージ版
通常版:4,840(税込)Nintendo Switch のみ)
DELUXE BOX14,800(税込)Nintendo Switch のみ)
・ダウンロード版
通常版:4,840(税込)
SPECIAL EDITION6,930(税込)
ジャンル:ハチャメチャカジュアルアクション
プレイ人数:14人(オンライン時:最大4人)
リリース地域:グローバル
対応言語:日本語、英語、繁体字中文、簡体字中文、韓国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語
対応音声:日本語のみ
DLC:あり


(取材・文 編集部:山岡広樹)




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