モブキャストHD、第2四半期(1~6月)決算は売上高5%減、4800万円の営業黒字に転換 ライセンスIPゲーム事業を譲渡、子会社X-VERSEは商号をNINJINに変更
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モブキャストホールディングス<3664>は、8月14日、2024年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、ライセンスIPゲーム事業の譲渡の影響もあり減収となったものの、各利益項目とも黒字転換を達成した。
なお、最終利益が膨らんでいるのはライセンスIPゲーム事業の譲渡による特別利益4000万円を計上しているためとなる。
売上高16億8500万円(前年同期比5.6%減)
営業利益4800万円(前年同期1億4500万円の赤字)
経常利益3900万円(同1億4500万円の赤字)
最終利益7100万円(同1億900万円の赤字)デジタルIP事業である子会社X-VERSEは、5月31日付でクラウドホースファームを吸収合併し、同日付で商号をNINJINに変更した。X-VERSEは、厳選したアニメなどのライセンスIPを使用してゲームなどのデジタルコンテンツのプロデュースを行ってきたが、開発費の高騰や人気ライセンスIPの獲得競争激化など、売れるゲームの開発がますます困難になってきている中、グループ戦略に基づきライセンスIPを使用したモバイルゲームだけではなく、多様なジャンルでの自社IP創出にチャレンジしてきた。その中で、自社の成長戦略を追求し、戦略に沿わないライセンスIP事業に対しては経営資源の投入を制約していくという戦略的判断により、ライセンスIP事業を譲渡した。
今期において「デジタル分野でのリストラクチャリング(再構築)を完了させ、自社IP創出へのチャレンジの推進」を成長戦略として掲げ、その第一歩として競馬専用SNSと競馬ゲームの融合したコミュニティを開発するクラウドホースファームを吸収合併し、併せて商号をNINJINに変更し、デジタルIP事業における成長の加速化を目指していく。
デジタルIP事業の第2四半期累計期間としては、譲渡対象外の既存ゲームタイトルの売上があり、売上高900万円、営業損益2000万円の赤字となった。
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■通期業績予想は引き続き非開示
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2024年12月期通期の業績予想については非開示。グループの主要セグメントであるIP投資育成事業は、保有する営業投資有価証券の譲渡は引き続き目指していくが、発生時期および金額を合理的に算出することが困難であること、また、デジタルIP事業については、自社IP創出を推進するものの、予想数値としては適正かつ合理的な算出が困難であると判断したため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664