BOI、ストア決済手数料率は30%から25%程度まで下がる見通し 手数料率の低いApk版やWindows版の普及で 収益性改善やユーザー還元強化も
バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、2024年9月期 第3四半期の決算説明資料で、App StoreやGoogle Playに支払うプラットフォーム手数料について、今後、現在の30%から25%程度まで下がる見通しであると明らかにした。
『メメントモリ』についてアプリストアを介さないで配信するApk版やWindows版のリリースと普及に伴い、手数料率の安い決済手段を活用することで、手数料率を下げることができるという。収益性は改善していく見通しだ。
同社では、Apk版やWindows版において、ゲーム内課金アイテム「ダイヤ」をストア版よりもお得に提供しているほか、独自のポイントシステムを導入するなどストア版からの誘導を図っている(決済手段も多様化すれば広がりそうだが)。
最近、スマホゲームでは、アプリストアの高額な手数料率を嫌ってアプリ外に課金アイテムのECサイトを設ける動きが広がっている。同社の施策は、こうした取り組みに対する先行事例として注目を集めそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高136億1500万円、営業利益13億2900万円、経常利益13億6200万円、最終利益8億9500万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393