【ゲーム株概況(8/26)】コーエーテクモHDが大幅反発 資本業務提携を発表のバンダイナムコHDと東宝は堅調 『ユニスタ』終了による減損計上のコムシードは3日続落
8月26日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反落し、前日比254.05円安の3万8110.22円で取引を終えた。パウエルFRB(連邦準備理事会)議長が「ジャクソンホール会議」での講演で9月の利下げを示唆したことで、為替が1ドル=143円台まで円高方向に振れたこともあり、輸出関連株を中心に売り物が広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業92銘柄のうち、上昇は58銘柄(63%)、下落は31銘柄(34%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、コーエーテクモHD<3635>やカバー<5253>、GENDA<9166>などの上昇が目立った。コーエーテクモHDは、関東財務局に提出された変更報告書において、代表取締役社長の襟川陽一氏の株式保有割合が53.53%から54.53%に上昇していることが判明したことが思惑買いを誘う形になったようだ。
また、先週末8月23日に資本業務提携の実施を発表したバンダイナムコHD<7832>と東宝<9602>がともに堅調な推移となった。東宝は小幅ながら5日続伸となっている。
ほか、KLab<3656>やバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>、円谷フィールズHD<2767>なども買われた。
半面、子会社のHashLinkがP2Eブロックチェーン競馬ゲーム『UNIVERSAL STALLION』の現行バージョンのサービスを終了すると発表し、それに伴う減損損失1億3000万円を特別損失としてだ2四半期に計上することを発表したコムシード<3739>が3日続落した。
東海東京証券が目標株価を1430円から2290円に引き上げたIGポート<3791>は年初来高値を更新する場面があったものの、買い一巡後は利益確定の売りに押された。
そのほか、enish<3667>やボルテージ<3639>、まんだらけ<2652>などがさえない。
会社情報
- 会社名
- コムシード株式会社
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 塚原 謙次
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高20億9400万円、営業利益3500万円、経常利益1800万円、最終損益6000万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 名証ネクスト
- 証券コード
- 3789
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602