ポールHD、第2四半期(2~7月)決算は売上高11%増、営業益36%減に 海外のゲーム業界の環境持ち直しで海外ソリューションが牽引役に
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ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、9月10日、2025年1月期の第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表、海外ソリューションが牽引し、売上高は業績予想を上回って着地した。
また、海外ソリューションおよびメディア・コンテンツの事業整理の進展により収益性が改善し、営業利益と経常利益は第1四半期決算の赤字計上から黒字を回復した。
売上高242億8800万円(前年同期比11.0%増)
営業利益3億5900万円(同36.2%減)
経常利益4億1000万円(同8.3%減)
最終損益1億8400万円の赤字(前年同期3億2100万円の赤字)業務の種類ごとの状況は以下のとおり。
①国内ソリューション 売上高122億6100万円(前年同期比8.5%増)
Tech市場向けの第三者検証やシステム開発は案件の大型化が進み、売上高成長を牽引した。②海外ソリューション 売上高90億2900万円(同23.1%増)
海外のゲーム業界の環境が持ち直し、音声収録やカスタマーサポートが増加するとともに円安効果によって売上高が増加した。③メディア・コンテンツ 売上高29億9700万円(同7.8%減)
アニメ制作では制作単価向上もあり売上高が増加したが、事業の選択と集中により不採算事業の撤退を進めたことで売上高が減少した。 -
■通期業績予想を修正
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2025年1月期通期の連結業績予想については、市況や自社の状況を保守的に精査し、売上高・営業利益・経常利益の予想を下方修正しており、以下のとおり。
なお、最終利益は税金費用が繰越欠損金などにより抑えられた結果、従来予想を上回る見通し。
売上高520億2800万円→510億700万円(増減率2.0%減、前期比9.2%増)
営業利益22億1200万円→18億300万円(同18.5%減、同304.5%増)
経常利益22億100万円→18億4900万円(同16.0%減、同251.9%増)
最終利益2億4600万円→3億2200万円(同30.9%増、前期19億2000万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657