Epic Games、コンテンツマーケットプレイス「Fab」を10月中旬にリリース…ゲームやVFX、アニメ、デザインなどをクリエイターに提供

Epic Gamesは、本日9月17日、新たなコンテンツマーケットプレイスである「Fab」のパブリッシングポータルをオープンした。10月中旬にリリースする予定だ。この新しいマーケットプレイスは、ゲーム、VFX、アニメーション、シミュレーション、デザイン、建築、ファッションなど、あらゆる業界のデジタルクリエイターにサービスを提供する。詳細については、Fabのリリース時に発表する。

Fabは、Unreal Engine マーケットプレイス、Sketchfab、ArtStationマーケットプレイス、Quixel.comを引き継ぐもので、業界の垣根を超えたあらゆるデジタルクリエイターのために作られた。Fabが導入されることで、今後はアセットの検索、購入、販売、共有をすべてワンストップで行える。Fabでの収益分配はクリエイターが88%となっており、より現実的で持続可能なビジネスの構築が可能となる。

リリースに向けて、Fabパブリッシングポータルを二つのフェーズに分けて公開していく。まず本日より、Unreal Engine マーケットプレイスを利用しているクリエイターは、Fabパブリッシングポータルを通じて製品をFabに移行できるようになる。10月上旬には、新規パブリッシャーに登録とコンテンツのアップロードを開始してもらう。

また、Sketchfabコミュニティがライセンス可能なコンテンツをFabにシームレスに移行できるようにする移行ツールもリリースする予定。ArtStationマーケットプレイスは現在と同様に運営されるが、2025年中にクリエイターの製品をFabに移行可能にすることを目指している。

Fabのリリース日から2024年の年末まで、Fabの標準ライセンス製品の売上に対して、Fabパブリッシャーは100%の収益分配を受けることができる。さらに、Adobeと共同のリリースプロモーションの一環として、Fabの標準ライセンス製品を出品した人、または25ドル以上購入した人は、Adobe Substance3D PainterおよびModelerの6か月間のサブスクリプションを無料で受け取ることができる。