スクエニ、『FFBE』9周年を記念した英国風PUB「HUB」コラボを10月2日より開催…先行メディア試食会の模様をレポート

スクウェア・エニックスから配信中のスマートフォン向けRPG『ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス』(以下、『FFBE』)。

本作は、オリジナルキャラクターたちによって展開される新たなクリスタルの物語や、簡単操作でありながらも戦略性の高い爽快バトル、“RPG”としてのこだわりを反映させたフィールドや街の探索によって味わえる冒険感、そして歴代『FF』シリーズのキャラクターたちが参戦する作品として、2015年10月22日のリリース以降、多くのプレイヤーに愛されてきた。

そんな『FFBE』が今年、めでたく9周年を迎える。

先日、9周年のスペシャルストーリー「亡国の逆襲」の第2章追加や、新ユニット「フィーナ-亡国の逆襲-」の登場といった情報が明らかとなったが、施策の一環として、10月2日(水)より英国風PUB「HUB」(以下、HUB)とのコラボを開催することが発表されている。

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そのHUBコラボに関して、9月某日にHUB チョムチョム秋葉原店でコラボ先行メディア試食会が行われた。本稿では、当日のイベントの模様をレポートする。

『FFBE』プロデューサー・須田氏が語る9周年施策への思いと今後の展望

HUB チョムチョム秋葉原店にて行われたコラボ先行メディア試食会には、『FFBE』のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの須田裕介氏が参加。

『FFBE』が今年で9周年を迎えることについて、「9年という年月の中で多くのユーザーに遊んでもらっているので、しっかりと続けていきたい」という須田氏。その中で現役プレイヤーだけではなく、過去に遊んでいた人達に向けて「 『FFBE』はまだまだ盛り上がっているという事を知ってもらいたい」とその思いを口にした。


▲『FFBE』プロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの須田裕介氏。この日着ていたTシャツはもちろん『FFBE』9周年仕様のデザインだ。

『FFBE』9周年施策の概要と今後の展望

続いて須田氏は9周年施策のポイントを紹介。

まず『FFBE』内での最高レアリティであるNVユニットが最大90体手に入る「FFBE9周年大感謝 ALL NeoVision確定10連チケット召喚」を12月1日(日) 23時59分まで実施するとし、「今からゲームを始めただけで、強いユニットが揃った状態で遊べます。このようにこれからプレイされる方、そして今なおプレイされている方も引き続き楽しめるような施策をこの周年から展開していこうと考えています」と話した。

次に「今回のHubコラボを含めてですが」と続けた須田氏は、スペシャルストーリー「亡国の逆襲」を9周年全体のスペシャルな企画に位置付けていると説明。「『FFBE』では既存のメインストーリーがありますが、周年だけで完結する劇場版のようなスペシャルストーリーを4年前から展開している」とのこと。

加えて、今回の「亡国の逆襲」の他にも9周年だからこそできる、プレイするだけでも楽しめる企画を盛沢山に用意しているそうだ。

さらに須田氏は今後の『FFBE』の展開についても言及。

リリースから9年という年月の中で、『FFBE』のメインストーリーは1stシーズン、2nd、3rdと海外ドラマのような形で現在も続いており、次で5thシーズン目を迎える。

須田氏は「ここまでシーズンを重ねると我々もどうなっていくのかはわからないですが」としながらも、「引き続きメインストーリーにも注力し、5thシーズンだからこそやりたい事がある」という。

「1stシーズンは9年前のシナリオになりますが、そこにまた立ち返る、原点回帰のようなシナリオにしたい。9周年、10周年と我々がやっていく事は集大成だと考えていますので、過去に遊んでいた方も含めてそういう所も楽しんでもらいたいです」(須田)

その他、期間限定コロシアムなどの新イベントを追加・更新したり、過去に遊んでいた人達も懐かしんでもらえるような小ネタも用意しつつ、この年末にかけて、さらに『FFBE』を盛り上げていきたい、という考えを示した。

『FFBE』×HUBコラボ概要

『FFBE』は2015年10月22日リリースということで、「10月が生誕月間という事で、『FFBE』とHUBさんによるコラボを10月2日(水)~10月27日(日)の期間開催します」と須田氏は、「多くの方に集まってもらってオフ会などで利用していただけたらと思いますので、ぜひ予約してください」と続けた。

HUBコラボについては、9月20日(金)12時(予定)より、HUBのFFBEコラボページにて予約受付を開始している。

対象店舗だが、HUB チョムチョム秋葉原店をはじめ計8店舗で行われる。これについて須田氏は「こういったイベント施策は東京で開催される事が多く、SQUARE ENIX CAFEでも過去に同様のイベントを実施した事がありますが、どうしても秋葉原に集約してしまう」そうだ。

ただ今回は、「HUBさんにご協力いただき、対象店舗は東名阪、そして横浜や埼玉もカバーできました。我々にとっては地方のファンもすごく大切なので、遠隔のお客様も楽しんでもらえたらうれしいです」(須田)と語った。

HUB店内で楽しめるコラボメニューについては、「ゲームの世界観に浸れるドリンクとフードを用意しています。HUBさんのメニューはどちらかというとお酒のアテが多いと思いますが、今回のコラボメニューはおひとり様でも楽しんでもらえるパスタやチキンもあるので、ぜひ召し上がっていただきたい」と須田氏。

そしてHUBコラボ記念として、コラボリアル召喚キャンペーンを実施するという。「せっかく『FFBE』のゲーム内でガチャを楽しんでいただいているので、HUB店内でもリアル召喚(クジ)を味わっていただければと思います。オフ会で食べて、くじを引いて、盛り上がってください」と須田氏。

こちらはコラボメニューを1会計1000円以上購入で1回引くことができるクジで、「すぐに『FFBE』ゲーム内で使える還元施策として特賞は20000ラピスとなっています。他にもコラボ記念グッズを用意していますし、参加賞としてゲーム内記念アイテム「HUBエール」がもらえます」(須田)と説明した。

※本キャンペーンは「1会計1,000円以上で1回くじを引くことが可能」となります。1会計で引けるくじの回数は1回となります。2,000円購入の場合も1回となりますので、ご注意ください。


▲『FFBE』プランナーの菅谷匠紘氏(写真左)が持っているのは、コラボリアル召喚キャンペーン1等のエコバッグ。

その他、『FFBE』ゲーム内イベントにHUB店舗が登場。実際にイベントが始まるとゲーム内のHUBにお客さんが集まり、実際のHUB同様盛況な店内になるとのこと。ゲーム内では「HUBエール」をはじめとしたコラボフード(ゲーム内アイテム)も手に入るそうだ。

須田氏は「リアルとゲーム、どちらのHUBでも楽しんでください」とコメントした。

『FFBE』の9周年施策、そしてHUBコラボの概要について紹介し終えた須田氏は、次のように締め括った。

「9年も経つとユーザー同士のコミュニティも形成されているので、こういった機会を通して現役プレイヤーは『FFBE』の世界観に浸ってもらい、そして卒業してしまった方は昔を懐かしんでもらうなど、HUB店舗で『FFBE』同窓会のようなものをやってもらえたら嬉しく思います。我々としても、ゲームを通してゲーム内外で楽しんでもらえる取り組み、みんなが集まって『FFBE』の世界に浸れる場の提供は、今後も力を入れてやっていきたいと考えています」(須田)

コラボメニュー実食! 口の中に広がる『FFBE』の世界観にお腹いっぱい、胸いっぱい!!

ここからは集まったメディアに向けて『FFBE』×HUBのコラボメニューの試食会のターン。

須田氏曰く、今回のコラボメニューはHUBが提案したアイデアを元に『FFBE』チームがゲームの世界観とマッチするように考えられて作られたものだという。

実食に先駆け、「メディアの皆様には各メニューの美味しさが読者に伝わるようなグルメレポートをお願いします(笑)」となかなかのプレッシャーをかけられてしまったので、ここは自称「村田源二郎(味皇)」(ミスター味っ子より)、「海原雄山」(美味しんぼより)の筆者が、各メニューの素敵さを書き綴ろうではないか!

まずはドリンクメニュー。今回のコラボではアルコール2種、ノンアルコール2種が用意されている。さぁ!飲んでみてよ!

コラボドリンク~アルコール~


▲勇敢かつ情熱的なレインをイメージしたオリジナルカクテル「レインのフルーティーノヴァ」。薬草系リキュールとグランベリーを合わせており、そのさっぱりとした味わいに口の中は夏の扉が開かんばかりにフレッシュ!


▲クールだが強い想いを持つラスウェルをイメージしたオリジナルカクテル「ラスウェルのブルーライチ」。ライチのリキュールとハーブティーが相まって、アダルトな風味が鼻を抜ける。ハーブティーだから心なしかリラックス効果があったような、ないような。

コラボドリンク~ノンアルコール~


▲純粋で優しいフィーナをイメージしたオリジナルカクテル「フィーナのミルキーベリー」。ストロベリーの甘さとグランベリーの酸味をミルクが優しく包み込む。きっと女性が好きな味に違いないので、意中の女性に「ジュースみたいだから大丈夫だよ」といって飲ませて酔わせちゃったりなんかして!※ノンアルコールなので酔いません。


▲『FFBE』の象徴でもあるビジョンが込められたクリスタルをイメージしたオリジナルカクテル「クリスタルフルーツトニック」。見た目はかき氷のブルーハワイみたいな色だが、オレンジフレーバーのシロップにアプルジュースを合わせており、飲んだ瞬間甘みと酸味の深い味わいが口に広がる。青森⇐ ⇒愛媛間を30分くらいで移動できそうな美味さだ。

コラボフード


▲グランシェルト王国の新しい名物としてイメージされた「グランシェルト王国名物 チキンフライ ファイアソース添え」。1口サイズのから揚げと、骨付きチキンフライはどちらもジューシー。2種のチキンを陰から支えるフライドポテトも定番ながらホクホクと良い仕事をしている。ちなみにソースは赤いファイアソースと黄色いサンダーソースが用意されている。ファイアソースはハバネロチックなピリ辛、サンダーソースはクリーミーだけどちょっぴりピリっとする。どちらも刺激的に美味いってこと!


▲チョコボ、そしてチョコボの好物をイメージした特製の「チョコボのギサール野菜のカルボナーラ」。濃厚なクリームソースと中央に添えられた黄身が平打ちパスタ麺とよく絡み美味さを引き出している。脇を固める厚切りベーコンとゴロゴロのブロッコリーも良い仕事をしている。腹を空かせたわんぱくな大人も満足の食べ応えだ。

以上が筆者のグルメレポートとなる。……冒頭で、やれ味皇だの海原雄山だのと、須田氏のプレッシャーに押されてさも味に精通しているかの如く大口を叩いてしまったが、ご覧の通り筆者の味の感想の拙さと言ったらない。

筆者の味覚なぞ、究極でもなければ至高でもなく、「OH!MYコンブ」のリトルグルメも「なかなかイケるじゃないか」と感じる庶民の舌なのだ。あまつさえ、最初にアルコールドリンク2種を空きっ腹で入れてしまったものだから、その後に出てきた「フィーナのミルキーベリー」がノンアルコールにもかかわらず、「気になる女性に飲ませて酔わせちゃいなよ」とかホットドッグ・プレスのデートマニュアル的な事まで言う始末。気になる女性どころか筆者が酔っていたのかもしれない。

でもでも、 美味いものは美味いと感じるので、そういう意味で今回のコラボメニューはどれもオススメ! 個人的にはグランシェルト王国名物 チキンフライ ファイアソース添えをラスウェルのブルーライチで流し込みたい。

というわけで皆様、HUBコラボがスタートしたら、お近くの実施店舗で食べて、飲んで、そして『FFBE』の世界観にどっぷりと浸ってみてはいかが?


▲試食会では1品1品順番に出てきたのだが、出てくる度にすぐに飲んで食ってしまった卑しい筆者。コラボメニューの集合写真を撮る事ができないと思ったが、スクエニの方が撮影用に用意してくれた。

■『ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス(FFBE)』

© SQUARE ENIX
LOGO ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO

株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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