メイラボは、SteamとGooglePlay売上上位のゲームに関するストア内動画分析調査を実施し、『Steam/GooglePlay売上上位のゲームに関するストア内動画分析調査レポート』と題したホワイトペーパーを公開した。
■調査サマリー
調査概要
調査主体:メイラボ
調査時期:予備調査/2024年4月9日~4月30日
本調査/2024年5月10日~6月27日
調査方法:調査員による目視調査・分析
調査対象:
1.2023年Steam年間ベスト
2. スマホゲームの国内収益ランキング(2023年12月7日~12月13日)
1.、2.共にストア内に動画を掲載しているゲームを調査対象とした。
調査対象ゲーム数:
1. TOP99のうち98ゲーム
2. TOP25のうち24ゲーム
■売上上位ゲームのSteamストア動画掲載率は100%
Steam売上上位のゲームのうち、ストアに動画を掲載していないゲームは一つもない。どのゲームも動画でゲームの魅力を伝えることを重要視していることがわかる。また、主にファーストビューとなる部分に配置される動画の数を2つ以上としているゲームは74%だった。
■売上上位ゲームは世界観訴求を重視した動画を掲載している
Steam売上上位のゲームのストア内動画で最も多いのは『世界観』を訴求した動画だった。次にゲームジャンル、次いでグラフィックを訴求した動画が多いという結果が出ている。
登録されているゲーム数が非常に多いSteamにおいては、好みのジャンルからゲームを検索するユーザーが多く、その中でゲームの魅力を最大限に伝えるには「世界観」や「ゲームジャンル」の訴求が効果的であると考えられる。また、PCでプレイするSteamでは美しいグラフィックが売りのゲームも多いため、その美麗さをしっかり訴求するゲームも多いと考えられる。
■売上上位ゲームは7割弱が60秒以内の動画を活用している
Steamの売上上位ゲームが活用している動画の尺について分析してみると、30秒以内が最も多く40%、31~60秒が27%と次に続く。近年の動画はテンポのよい短めのものが好まれる傾向にあるので、長くても60秒までにおさえた方が最後まで見てもらいやすくなると考えられる。動画の尺についてはジャンルによって傾向に違いが見られた。ジャンル別の傾向についてはホワイトペーパー本編で確認できる。
■売上上位ゲームは7割以上が動画を英語で制作
Steamでは7割以上のゲームが動画を英語で制作している。字幕なしの英語が76.92%と圧倒的で、日本語対応されているものは字幕ありを含んでも2割程度。少し寂しい気もするが、世界中のユーザーにアプローチできると思えば、Steamにおいては英語対応はマストと言えるだろう。
Steamユーザーが実際に使っている言語は、2024年7月時点で英語が最も多く34.06%であり、次に多いのが中国語で31.98%。日本語が占める割合は2.18%となっている。
■ホワイトペーパー本編ではその他分析結果も無料で公開中
Steamストア内動画分析結果について、一部を紹介した。ホワイトペーパー本編では、ジャンル別の調査結果や、GooglePlayの売上上位ゲームについての調査結果も視聴できる。
▼「Mr.GAMEHIT」
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▼レポート
https://mrgamehit.com/whitepaper/steam_googleplay_video_report/