9月24日の東京株式市場は4日続伸。日経平均株価は、前営業日比317円00銭高の3万8040円91銭でこの日の取引を終えた。連休中の米国株式市場の上昇や為替の円高を支援材料として買い優勢で始まり、一時は700円を超える上昇となる場面があった。その後、戻り売りや利益確定売りが上値を抑えたという。
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている93銘柄のうち、上昇は39銘柄(42%)、下落は48銘柄(52%)、変わらずは6銘柄(6%)で、下落した銘柄の方が多かった。
コナミグループ<9766>をはじめ、セガサミーHD<6460>、カプコン<9697>、バンナムHD<7832>、スクエニHD<9684>、コーエーテクモHD<3635>など大手ゲームが買われた。ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>も高い。
9月26日より「東京ゲームショウ2024」の開催を控えており、関連銘柄として物色対象となったようだ。また、世界中のゲーム会社のプレイステーション向け新作情報が発表となる「State of Play」が9月25日より放送されることも支援材料となっているもよう。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が年初来高値を更新。『ラグナロク X』の日本国内でのサービス提供発表や、『ディズニー ピクセルRPG』の10月7日リリース決定など新作関連の動きが活発化していることが直近の株価上昇につながっているようだ。
ボルテージ<3639>が5日続伸。前週末9月20日にコンシューマ向けゲームの新ブランド「AmuLit(アミュリット)」を設立し、Nintendo Switch用オリジナル新作タイトル『レッドベルの慟哭』を2025年春に発売すると発表したことが新たな評価材料となったようだ。
このほか、セルシス<3663>やタカラトミー<7867>のほか、前述のバンナムHD、カプコン、コナミグループが年初来高値を更新した。
他方、ビーグリー<3981>や、アイビス<9343>、東映アニメーション<4816>、GENDA<9166>が売られた。