エヌジェイHD、スクエニ向けの売上37.4%減の10億2300万円と大幅減 スクエニは中期計画で「量から質」への転換を表明
エヌジェイホールディングス<9421>は、2024年6月期における販売先上位を発表し、スクウェア・エニックス向けが前の期比37.4%減の10億2300万円と大きく減ったことがわかった。2021年6月期の39億7900万円から74%減ったことになる。同社のゲーム事業を構成する企業として、ゲームスタジオとトライエース、ウィットワン、ウィットワン沖縄がある。
スクウェア・エニックスHD<9684>は、今年5月、中期計画を発表するとともに、「量から質」への転換やマルチプラットフォーム展開、マーケットインとプロダクトアウトの組み合わせ、人材と開発への投資などを行っていく方針を明かした(関連記事)。
スクエニとの取引の多かったディベロッパーの関係者からは「全体的に件数が減っているなか、Steamなどの小規模案件が増えており、受注金額も減っている。スクエニからの受注に依存していた会社は苦しいのでは。」との声が聞かれた。
他方、バンダイナムコエンターテインメント向けの売上が同5.2%増の31億5300万円と伸びた。スクエニからの減少分をすべてカバーできていないが、2021年6月期の24億4500万円から28.9%増と伸びたことになる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 筒井 俊光
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421
会社情報
- 会社名
- 株式会社トライエース
- 設立
- 1995年3月
- 代表者
- 代表取締役 五反田 義治
- 決算期
- 6月
会社情報
- 会社名
- 株式会社ゲームスタジオ
- 設立
- 2004年4月
- 代表者
- 代表取締役 岩立 誠治
- 決算期
- 6月