アクセルマーク、新株予約権を発行し12億1200万円調達へ トレーディングカード事業やヘルスケア事業、M&Aに充当 希薄化率は96.75%に

アクセルマーク<3624>は、10月24日、Cantor Fitzgerald Europeを割当予定先とする第29回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行、Cantor Fitzgerald Europeとジーエフホールディングスが出資するG Future Fund1号投資事業有限責任組合を割当予定先とする第30回新株予約権(固定型新株予約権)を発行し、権利行使も含めて総額12億1200万円の資金調達を行うと発表した。これに伴い、第2回無担保転換社債型新株予約権付社債の転換価額と、第23回新株予約権の行使価額も調整、298円から274.84円に引き下げた。

同社では、第29回新株予約権と発行と権利行使で8億7000万円、第30回で3億4100万円を調達する。調達した資金については、トレーディングカード事業の新規出店とECサイト構築費用、M&Aと資本業務提携の費用、ヘルスケア事業の共同事業推進に関する費用に充当する予定だ。ただし、調達額はすべて権利行使されたことが前提で、行使価額が変わる場合は調達額もそれに応じて変動する。

第29回新株予約権は、7万3966個を480万円で発行する。当初行使価額は117円で、権利行使に伴う手取り概算額は8億5500万円を想定している。潜在株式数は739万6600株となる。第30回については、2万9034個を159万円で発行する。行使価額は117円、手取り概算額は3億4100万円となる。潜在株式数は290万3400株となる。権利行使期間は11月12日から2027年11月11日までの期間となる。

2つの新株予約権がすべて権利行使されると、新たに発行される株式は1030万株となる。同社の9月30日現在の発行済株式総数は1064万6300株となるため、希薄化率は96.75%となる。25%ルールに抵触するため、第三者委員会を設置して客観的な意見を求めたところ、資金調達については業績の拡大に寄与し、企業価値の向上を通じて既存株主の利益に資する可能性があると合理的に考えられるとの必要性が認められた、としている。

アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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