ANYCOLOR、「攻撃的行為及び誹謗中傷行為対策チーム」の2023年11月1日から2024年10月31日の1年間の活動報告を発表

  • ANYCOLOR<5032>は、本日(10月31日)、ストーカー行為などの攻撃的行為やインターネット上での誹謗中傷行為に対応する目的で2020年9月に設置した「攻撃的行為及び誹謗中傷行為対策チーム」の2023年11月1日から2024年10月31日の1年間の活動報告を発表した。

    ◆対応件数
    集計期間:2023年11月1日~2024年10月31日
    対応件数:124件

    ◆対応対象となった行為類型
    同社は、本集計期間においても、以下のような行為に対して各種対策を講じてきた。

    ・名誉毀損等の誹謗中傷行為
    ・プライバシー権の侵害行為
    ・(当社所属ライバーのビジュアルの猥せつな意図での利用等)著作権を侵害する行為
    ・殺害予告等の脅迫行為
    ・ストーカー行為
    ・いわゆる「荒らし」行為
    ・その他、当社所属ライバー及び当社の権利を侵害し、その業務を妨害する行為
    ※同社は、以下のような行為を「荒らし行為」と位置付けている。
    YouTubeなどの動画投稿プラットフォームでの配信中に、配信を妨害する意図が認められる形でコメントを連投する行為
    X(旧Twitter)などのSNSにおいて、同社所属ライバーの活動を妨害する意図をもって、脈絡のない形で、①同社所属ライバーおよび同社に関連するハッシュタグを付したツイートを連続して投稿する行為、または、②同社所属ライバーの投稿に対して連続したリプライを投稿する行為
    ・SNSアカウントでの害意をもったなりすまし行為
    など

    ◆集計期間の活動に関する所感
    ・同社の基本的な姿勢について
    同社は、今回の集計期間中も、上記「対応対象となった行為類型」に記載した、同社所属ライバーおよび同社に対する様々な態様の誹謗中傷行為および攻撃的行為に対応してきた。

    同社としては、論評の域を明らかに逸脱する形で、徒に同社所属ライバーおよび同社の権利を侵害するものと認められる発信を決して看過しない。そのため、この集計期間においては、こういった発信に対しては積極的に発信者情報開示請求、それに引き続く損害賠償請求、侮辱罪・名誉毀損罪・業務妨害罪・脅迫罪等を根拠とする刑事責任の追及を実施してきた。

    また、誹謗中傷行為の加害者に自らの言動の責任を取ってもらう唯一の手段が法的責任の追及であること、同社の毅然とした姿勢が配信者をはじめとするクリエイターコミュニティの健全化に資すると考えられることなどに照らし、同社は、誹謗中傷行為の加害者に対しては、民事・刑事の両側面でできる限り重い法的責任を追及している。この姿勢は今後も継続していく。

    ・イレギュラーな誹謗中傷行為・攻撃的行為への対応について
    同社では、「荒らし行為」をはじめとした、従前の裁判実務上必ずしも違法な誹謗中傷行為として認識されてこなかった態様の発信に関しても、それが同社所属ライバーの活動を妨害し、その名誉を毀損するものと認められる場合には、様々な法的アプローチをもって投稿者を特定し、投稿者に対する法的責任の追及を行っている。

    これらのイレギュラーな誹謗中傷行為に関する裁判においても、同社側の請求が安定して認められるようになってきており、誹謗中傷問題に関する司法を取り巻く状況が被害者側に有利な形で変化していることを実感しているという。

    また、多様な誹謗中傷行為に対する同社による法的対応の成功事例は、ノウハウとして定量的・定性的に蓄積しており、所属業界団体などを通じて、誹謗中傷行為に苦しむクリエイターにも引き続き還元していく。

    同社は、今後とも、同社所属ライバーが安心して活動を実施できる体制を整え、ファンに同社コンテンツを楽しんでもらうために、各ステークホルダーとの連携を密とし、攻撃的行為および誹謗中傷行為に対するより積極的かつ実効性のある対応を講じていくとしている。

ANYCOLOR株式会社
https://www.anycolor.co.jp/

会社情報

会社名
ANYCOLOR株式会社
設立
2017年5月
代表者
田角陸
決算期
4月
直近業績
売上高319億9500万円、営業利益123億6100万円、経常利益123億4100万円、最終利益87億2500万円(2024年4月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
5032
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