KADOKAWAのアニメ・実写映像事業、第2四半期は営業益68%増の16億円と大幅増益…【推しの子】2期やロシデレ、劇場版オバロ中心に高成長を実現
KADOKAWA<9468>は、この日(11月7日)、アニメ・実写映像事業の第2四半期(2024年7~9月)の業績について、売上高が前年同期比26.7%増の144億0600万円、営業利益が同68.5%増の16億9700万円と大幅増益を達成したことを明らかにした。売上高については最高水準となったようだ。
アニメでは、人気シリーズの国内外配信向けやゲーム・グッズ向けライセンス収入がけん引し力強い成長が継続したという。この四半期は、『【推しの子】』2期や『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』、劇場版『オーバーロード』聖王国編が中心となり、さらに高い成長を実現した、としている。また、実写映像では、前期劇場作品の配信向けライセンス収入が貢献した。
下期については、アニメで『Re:ゼロから始める異世界生活』『わたしの幸せな結婚』等人気シリーズの最新作を複数放映する予定だが、タイトル数は減少する。実写については、複数の劇場作品により好業績だった前期からの反動を見込んでいるそうだ。
このほか、中長期の成長に向けて、アニメはクオリティ向上や制作話数増に向けた制作スタジオ内製化の取り組みが順調に進捗した(動画工房がグループ入り)。実写は大きくヒットが狙える作品に集中する戦略を転換したとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468