『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』ソラリ役・森なな子さんにインタビュー ただ強いだけではない、儚さもソラリの魅力

10月17日(木)よりNetflixにて配信がスタートした『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』。ガンダムシリーズ第 1 作目『機動戦士ガンダム』の舞台となる一年戦争中のフォーカスをあてた本作は、Unreal Engine 5を使用し、ヨーロッパ戦線を緻密に描いている。

本作において、主人公のイリヤ・ソラリ役・森なな子さんにインタビューを実施した。森さん自身にとってイリヤ・ソラリとはどんな人物なのか、またガンダムシリーズに対する思いなど、様々な質問に答えてもらった。

――本作への出演が決まった際の感想を振り返ってみていかがでしたでしょうか?

自分のスケジュールに『復讐のレクイエム』が入っている事を把握してはいたのですが、その時は主人公とは知らず。台本を開いて香盤表を見た時は驚きました。

――今回演じるイリヤ・ソラリにはどんな魅力を感じましたか?

ただ強い人というだけではなく、どこか儚さもあって、その二面性に魅力を感じました。

――イリヤ・ソラリというキャラクターを演じるにあたり、どのような心構えや準備をされましたか?

ルーティーンとまではいかないですが、収録スタジオに向かう時、なんとなく頭の中でイリヤと子供との思い出を勝手に創作していました。砂場で遊んだりとか、公園で追いかけっこをしたりとか、赤ちゃんの頃は離乳食をぶち撒けられたりとか(笑)
彼女が母親である事は物語のキーになると思っていましたので。

――今回は日本語版としての出演ですが、通常の国産アニメへの出演する際と演じ方に違いはありますか?

国産のアニメ、海外のアニメに限らず、作品ごとの全体の雰囲気的なものは毎回掴んでおこうと意識しています。簡単に言えばこれはコメディなのか、シリアスなのか、とかそんな感じです。
その上で音響監督から何かディレクションがあれば別のアプローチでやってみる..というのを繰り返しています。

――もしあれば、ガンダムシリーズに対する思い出など教えてください。

『ガンダムSEED』のカガリ役に続き、イリヤという役で再びガンダムに携われた事がとても嬉しかったです。
ザクのパイロットになれた事も嬉しかったですね。台本に〝ザクⅡ、出るぞ!〟という台詞を見つけた時は鳥肌が立ちました。

――『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』の中で、特に視聴者に注目してほしいポイントやシーンはありますか?

イリヤがヴァイオリンを演奏するシーンがあると思うのですが、実はあのシーン、音響監督の由良さん自らが演奏されているのです!

『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』

【内容】
全6エピソード

【配信】
Netflixにて世界独占配信中

【ストーリー】
宇宙世紀0079年、ジオン公国は地球連邦政府からの独立を宣言し戦争状態に突入した。新兵器モビルスーツの活躍により序盤こそ優位を保ったジオン軍だったが、地球の全面制圧を行う戦力はなく戦況は膠着する。そして開戦から11ヶ月後、東欧のジオン軍占領下にある基地の一つが連邦軍に奪取される。その奪還に向かう混成大隊の中に、宇宙から降りてきたばかりのモビルスーツ小隊、ソラリたちレッド・ウルフ隊の姿もあった――

【スタッフ】
企画: バンダイナムコフィルムワークス
制作: サンライズ
共同制作: SAFEHOUSE
監督: エラスマス・ブロスダウ
エグゼクティブプロデューサー: 浅沼 誠/小形尚弘/櫻井大樹/ギャビン・ハイナイト
アニメーションプロデューサー/音響監督: 由良浩明
プロデューサー: 彌富健一
脚本: ギャビン・ハイナイト
キャラクターデザイン: マヌエル・アウグスト・ディシンジャー・モウラ
メカニカルスーパーバイザー: 山根公利
ディレクター・オブ・フォトグラフィ: 笠岡淳平
音楽: ウィルバート・ロジェ II
製作:バンダイナムコフィルムワークス

【キャスト(英語版/日本語版)】
イリヤ・ソラリ: シリア・マッシンガム/森なな子
ニーランド・ルショーン: ラバンス/石毛翔弥
リード・ゲルフィ(チャブス): ジェイムズ・ワット/真木駿一
ケイル・ザヴァレタ: ダニエル・ウィッシーズ/綿貫竜之介
アンダー・ヒートン: アンドリュー・ウォールナー/原 良丞
オニー・カスガ: マックスウェル・パワーズ/大塚剛央
ヘイリー・アーフン: ジェシカ・スパイス/河瀬茉希
アルフィー・ザイドス(ギアヘッド): モリス・シェルトン/中 博史
ロルフ・ロネ: クリス・パーハム / 大塚芳忠
ユーリ・ケラーネ: デリック・ドーバー / 上恭ノ介
ガンダムパイロット: コール・ヤードン / 浦 和希

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