【ゲームエンタメ株概況(11/8)】3Q決算が大幅増益のセルシスが後場一段高 セガサミーHDは後場マイナスに 公取委の勧告方針報道でKADOKAWAは急落

11月8日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比118.96円高の3万9500.37円で取引を終えた。米FRB(連邦準備理事会)がFOMC(連邦公開市場委員会)において政策金利を0.25%引き下げると決定したことが支えとなり、国内市場は朝方から堅調な推移となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業94銘柄のうち、上昇は52銘柄(55%)、下落は38銘柄(40%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、セルシス<3663>が大幅続伸した。セルシスは、10月度の月次事業進捗で「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション売上の好調持続が確認されたことで朝方から買われていたが、前場引け後に発表した第3四半期決算も大幅増益となったことで後場に入ってさらにもう一段買われる展開となった。
また、DeNA<2432>が4日続伸で連日の年初来高値更新となったほか、サイバーステップ<3810>やIGポート<3791>、GENDA<9166>などが高い。
半面、前場引け後に第2四半期決算を発表したセガサミーHD<6460>は後場に入ってマイナスに転じた。
公正取引委員会が子会社のフリーランス「買いたたき」に勧告を出す方針との報じられたKADOKAWA<9468>は朝方から急落した。
前日11月7日に発表した第2四半期決算が減収、営業赤字転落となったエイベックス<7860>は大幅反落した。
ほか、コロプラ<3668>やアカツキ<3932>、MIXI<2121>などが売られた。

会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1316億9100万円、営業損益18億1900万円の赤字、経常損益17億300万円の赤字、最終利益11億3800万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2779億1500万円、営業利益166億5100万円、経常利益177億4200万円、最終利益73億9200万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4289億4800万円、営業利益481億2400万円、経常利益531億1400万円、最終利益450億5100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460