クルーズ、第2四半期(4~9月)決算は売上高0.9%増、8億5400万円の営業赤字を計上 『エルゴスム』の開発費用がかさんだことで赤字膨らむ

  • クルーズ<2138>は、11月13日、2025年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、注力分野のITアウトソーシング事業の成長もあって増収を確保したものの、『エルゴスム』のリリースにあたって開発費用がかさんだことで赤字計上となった。

    売上高70億1100万円(前年同期比0.9%増)
    営業損益8億5400万円の赤字(前年同期5億4600万円の黒字)
    経常損益6億7000万円の赤字(同15億100万円の黒字)
    最終損益3億6300万円の赤字(同10億7000万円の黒字)

    同社グループは、6度目の事業転換を行っており、IT人材業界におけるエンジニア人材の不足という市場課題を解決することを主としたシステムエンジニアリング事業(SES事業)を中心に、人材×IT領域を対象として事業展開をおこなっているITアウトソーシング事業をメイン事業としている。今後はITアウトソーシング事業に経営資源を集中し、さらに業績を伸ばしていくとしている。

    GameFi事業については、運営しているゲームの売上が低調な結果となっていることで減収となった。また、減収の影響に加え、第三弾のブロックチェーンゲーム『エルゴスム』のリリースにあたって開発費用がかさんだことで赤字計上となっている。

    ①ITアウトソーシング事業
    売上高20億3400万円(前年同期比54.5%増)、セグメント損益5800万円の赤字(前年同期
    5200万円の赤字)となった。

    ②EC事業
    売上高36億5500万円(同11.0%増)、セグメント損益1800万円の赤字(前年同期1億2700万円の黒字)となった。

    ③メディア事業
    売上高3億4800万円(同27.4%減)、セグメント利益2800万円(同78.3%減)となった。

    ④GameFi事業
    売上高9億6300万円(同46.4%減)、セグメント損益6億3800万円の赤字(前年同期5億700万円の黒字)となった。

    ⑤その他事業
    売上高900万円(同84.1%減)、セグメント損益1億6700万円の赤字(前年同期1億6600万円の赤字)となった。

  • ■今期業績予想は非開示

  • 2025年3月期通期の業績予想については、同社グループを取り巻く事業環境の変化は大きく、新規性の高い事業や新たなビジネスにも積極的に取り組んでいることから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため非開示としている。

クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
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