サイバーエージェント連結子会社のMG-DX、AIで人手不足解消やドラッグストア・調剤薬局の対人業務を支援する「遠隔接客事業部」を設立

サイバーエージェント<4751>の連結子会社である医療AIカンパニーのMG-DXは、ドラッグストア・調剤薬局向けに遠隔接客サービスの開発・提供を行う「遠隔接客事業部」を新設することを発表した。

昨今、あらゆる業種において人手不足が深刻化しており、ドラッグストアや調剤薬局においても薬剤師の不足や地域ごとの人員配置、業務量の偏在が大きな課題。さらに、マイナ保険証の普及や選定療養※1の開始に伴い業務負荷が増加し、マイナ保険証に関する説明や相談対応を負担に感じている薬剤師は8割を超える結果となっている。

このような背景から、当社では2024年8月に発表した「遠隔接客AIアシスタント」の提供により薬局の課題解決に努めてきたが、すでに大手チェーン複数社でのテスト運用が決定するなど、業界内における課題意識が高まっている。

そして今回、ドラッグストア・調剤薬局に特化した遠隔接客サービスの開発・提供を行う専門組織として「遠隔接客事業部」を新設することで、さらなる開発・導入支援体制の強化を計る。

■遠隔接客事業部の取り組み

本事業部では、人間同等の接客対話を実現する技術の研究・開発を進める株式会社サイバーエージェントのAI研究組織「AI Lab」と共に、自律型対話エージェントと有人遠隔接客を組み合わせた『お待たせしない薬局づくり』を支援する。これにより、ドラッグストア・調剤薬局は新たに採用などのコストをかけずに、薬剤師の人員不足、地域ごとの業務量の偏在、カスタマーハラスメントなどの課題を解消することが可能となる。

主な支援業務

①受付業務
ロボット・CGアバターなどの自律型対話エージェントが、マイナ保険証や選定療養などに関する説明および初歩的な質問への対応を実施。AIが対応できない場合は遠隔スタッフ対応に切り替えることで、円滑な受付業務を実現する。

②服薬指導
対話エージェント・店舗スタッフ・遠隔スタッフ間を円滑かつ効率的に連携可能なシステムにより、複数店舗を横断して薬剤師が活躍できる業務環境を構築する。

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株式会社サイバーエージェント
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会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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