ポールHDが連結子会社を再編…中間持株会社の役割を終えたMSDHDを子会社のMSDに吸収合併

  • ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、11月19日、連結子会社MSDホールディングス(以下、MSDHD)と同じく連結子会社MIRAIt Service Design(以下、MSD)が2025年2月1日付で、MSDを存続会社、MSDHDを消滅会社とする吸収合併を行うことを発表した。

    MSDHDは、当初、ポールトゥウィンが2021年7月にMSDHDとその子会社4社(MSDを含む)からなる企業グループとして取得した。その後、サービス機能を整理・集約するためMSDHDの子会社4社間で統合を行い、現在はMSDHDの下にはMSD1社が存在している。

    今回は、この統合から一定期間が経過し、MSDHDの中間持株会社としての役割を終えたものと判断し、管理効率化を進める観点から吸収合併によりMSDHDとMSDを統合するものとなる。なお、今回の吸収合併は、統合後の顧客等への影響を少なくするため、子会社であるMSDを存続会社として、その100%親会社であるMSDHDを消滅会社とする方法にしている。

    2023年3月にポールトゥウィンが秋葉原センターを開設した際、MSDHDとMSDも同センターへ移転するなど、国内ソリューションの一体的なサービス提供を推進している。また、2024年8月にはMSDに新たな代表取締役CEOとして、ポールトゥウィンの取締役を務める西潤一郎氏が就任し、ソフトウェア開発にとどまらず、総合的なITソリューションとしてのサービス提供を強化している。

    なお、この合併がポールHDの連結業績に与える影響については、軽微であると判断しているという。

ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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