【ゲームエンタメ株概況(11/19)】ソニーによる買収報道でKADOKAWAストップ高 フェイスにも買い殺到 アルファポリス年初来高値更新
11月19日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前営業日比193円58銭高の3万8414円43銭でこの日の取引を終えた。一時339円25銭高の3万8560円10銭まで買われる場面があった。主力株を中心に自律反発狙いの買いが入ったほか、金融株も買われ相場を支えた。ただ、明日に控えたエヌビディアの決算発表を控えていることもあり、上値追いの動きは限定的だった。
【主要指数】
・日経225: 38,414.43(+193.58)
・TOPIX: 2,710.03(+18.27)
・ドル/円: 154.62(-0.01)
・ダウ: 43,389.60(-55.39)
・ナスダック: 18,791.81(+111.69)
・SOX: 4,888.77(+193.58)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている94銘柄のうち、上昇は59銘柄(63%)、下落は30銘柄(32%)、変わらずは5銘柄(5%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
個別株では、KADOKAWA<9468>がストップ高。ロイターがこの日、ソニーグループが同社の買収に向けて協議していると報じたことが材料視され、買いが殺到した。逆に、KADOKAWA子会社のフロム・ソフトウェアとゲームの展開を行っているバンダイナムコホールディングス<7832>には悪影響が出るとの懸念から後場に入って急落した。
連日のストップ高となっていたUUUM<3990>はTOB価格(532円)に到達したため寄り付き、フェイス<4295>については引き続きストップ高の939円となった。フェイスについては、MBO価格が1220円と設定されているため、上値余地はある。
アルファポリス<9467>が年初来高値を更新。11月14日に第2四半期の好決算を発表するとともに、12月31日を基準日とした1対3株の株式分割を発表したことが引き続き市場の評価材料となった。IGポート<3791>も年初来高値を更新。
サンリオ<8136>が3日ぶりに反発。東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を4890円から5660円に引き上げたことが株価の下支えになった。
他方、カプコン<9697>やセガサミーホールディングス<6460>、コーエーテクモホールディングス<3635>、任天堂<7974>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>など大手ゲームの一角がさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758