LINEヤフー<4689>の子会社であるLINE Pay Taiwan(LINE Pay台湾)は、12月5日、台湾証券取引所(TWSE)に新規上場したことを発表した。海外でLINEサービスを提供する会社として初の株式公開になる。上場初日の取引を509台湾ドル(約2353円)で終え、公開価格である508台湾ドル(約2,348円)を0.2%上回った。これにより、LINE Pay台湾の時価総額は、346億台湾ドル(約1600億円)となった。
LINE Pay台湾は、2015年8月に現地で「LINE Pay」を開始して以来、毎年成長を続けている。「LINE Pay」は、2024年9月現在、登録ユーザーが台湾人口の半数を超える1270万人以上と台湾No.1のモバイル決済サービスの地位を確立した。また、飲食店や商業施設、娯楽施設、交通機関などの利用可能箇所は57万箇所を超えた。さらに、2021年以降、毎年黒字を達成しているそうだ。
LINE Pay台湾は、今回の台湾証券取引所への上場を機に、決済サービスからグローバル決済マーケティングプラットフォームへと進化することを目指す、としている。
▼LINE Pay Taiwan Limited 会長兼CEO Jeong Woong-ju(ジョン・ウンジュ)氏
「将来的な戦略の一環として、LINE Pay台湾は国内外のビジネスにおけるクロスボーダー決済に注力し、LINE Payの経済圏をさらに拡大していきます。台湾内のサービスを強化するとともに、新たなビジネスチャンスを求めて海外市場への進出も図る予定です。」
会社情報
- 会社名
- LINEヤフー株式会社
- 設立
- 1996年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 川邊 健太郎/代表取締役社長CEO 出澤 剛/代表取締役CPO 慎 ジュンホ
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4689