【ゲームエンタメ株概況(12/9)】アルファポリスとビーグリーが高値更新 コーエーテクモHDは4日ぶりに反発 DeNAは一時高値更新も一巡後は値を崩す
12月9日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比69.33円高の3万9160.50円で取引を終えた。前週末の米国市場のハイテク株高を受けて、国内市場も主力株を中心に買いが先行した。ただ、買い一巡後は日銀の金融政策決定会合など重要なイベントを控えていることもあり、次第に上げ幅を縮小した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は62銘柄(65%)、下落は26銘柄(27%)、変わらずは8銘柄(8%)で、上昇した銘柄が多数を占めた。
中で、アルファポリス<9467>とビーグリー<3981>が年初来高値を更新するなど、電子書籍関連の一角が強さを見せた。
また、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が上げ幅を拡大して3日続伸し、Aiming<3911>やグリー<3632>なども買われた。
前週末12月6日に、2025年1月17日に発売予定の新作『真・三國無双 ORIGINS』の体験版が100万ダウンロードを突破したことを発表したコーエーテクモHD<3635>は4日ぶりに反発した。
カバー<5252>とANYCOLOR<5032>のVtuber関連2社も高い。特にANYCOLORは、今週12月11日に第2四半期決算の発表を控えていることも市場の関心を集めているようだ。
半面、DeNA<2432>は朝方は年初来高値を更新する場面があったものの、一巡後は値を崩す展開となった。場中に発表した香港ファイブクロスとの資本・業務提携の発表も新たな強材料とはならなかったもよう。
11月26日に発表した国内外の投資家を対象とした2580万株の売出しの売出価格の決定期間を明日10日~13日に控えるサンリオ<8136>は4日続落となった。
ほか、タカラトミー<7867>やKADAKAWA<9468>、東映アニメ<4816>などがさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635