【ゲームエンタメ株概況(12/13)】『ELDEN RING』のスピンオフ新作発表でバンダイナムコHDが急騰 『ポケポケ』新情報発表でDeNAは高値更新
12月13日の東京株式市場では、日経平均は5日ぶりに反落し、前日比378.70円安の3万9470.44円で取引を終えた。前日の米国市場安を受けて、国内市場も半導体関連株などを中心に売り物が先行し、一時は下げ幅600円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は51銘柄(53%)、下落は42銘柄(44%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、バンダイナムコHD<7832>が急騰し、10月9日に付けた年初来高値3515円を更新した。バンダイナムコHDは、前場場中にフロム・ソフトウェアとの共同開発タイトルとして、『ELDEN RING』のスピンオフタイトル『エルデンリング ナイトレイン』を2025年に世界同時発売すると発表したことが市場の評価材料となったようだ。フロム・ソフトウェアの親会社KADOKAWA<9468>も買われた。
また、前日12月13日にポケモン、クリーチャーズと共同開発したアプリ『ポケポケ』の全世界累計6000万DL突破と、初のテーマ拡張パック「幻のいる島」追加を発表したDeNA<2432>が3日続伸し、年初来高値を更新した。
ほか、サイバーエージェント<4751>やビーグリー<3981>、タカラトミー<7867>などが年初来高値を更新した。
半面、前日12月12日に発表した2025年10月期の業績見通しを減益としたGLOE<9565>が4日続落した。
東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」は継続したものの、目標株価を2620円から2140円に引き下げた壽屋(コトブキヤ)<7809>は小幅ながら3日続落した。
そのほか、カプコン<9697>やAiming<3911>、円谷フィールズHD<2767>などが安い。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- 株式会社壽屋(コトブキヤ)
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 清水 一行
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高163億7900万円、営業利益16億5600万円、経常利益16億円、最終利益11億300万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 7809
会社情報
- 会社名
- GLOE株式会社
- 設立
- 2015年11月
- 代表者
- 代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
- 決算期
- 10月
- 直近業績
- 売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9565