スウェーデンのゲーム開発会社10Chambersは、The Game Awards2024において、最新ゲーム『デン・オブ・ウルブズ』(英語名:Den of Wolves)のゲームプレイトレーラーを初公開した。トレーラーの最後に発売日(少なくともその一部が)が明かされる。
本作は、評価の高い強盗ゲーム『Payday: THE HEIST』及び『PAYDAY 2』のクリエイティブ・ディレクターを務めたウルフ・アンダーソン氏(Ulf Andersson)が率いるチームにより開発されている。当トレーラーでは、ミッドウェイ・シティの企業支配のスカイラインを一望するショットで幕を開け、大企業のロゴが入った巨大な高層ビルが雲を突き抜け、この野心的な新しい協力型強盗ゲームの舞台設定を紹介し、すぐに強盗ゲームに突入している。
▼『デン・オブ・ウルブズ』ゲームプレイトレーラー
『デン・オブ・ウルブズ』は4人協力プレイの一人称視点シューター。伝統的な潜入ゲームプレイにユニークな神経ハッキング要素を組み合わせることで、強盗というジャンルを進化させている。企業の秘密はバイオ・スタッシュに保管されているため、プレイヤーは物理的、精神的なセキュリティ・システムを突破しなければならない。バイオ・スタッシュは人間の脳内に格納した安全な仮想環境で、専門のニューロ・アーキテクトによって設計されており、それぞれが特徴的なスタイルとセキュリティ対策を備えているという。
▼『デン・オブ・ウルブズ』Steamページ
https://store.steampowered.com/app/1818140/Den_of_Wolves/
ゲームの舞台となるミッドウェイ・シティは、2035年にホプロン計画によって設立した企業自由区域。太平洋に浮かぶミッドウェイ環礁に建設したこの都市は、2030年代初頭に世界経済を崩壊寸前にまで追い込んだ、AIによる壊滅的なサイバー攻撃に対応するために作られた。重要な金融・技術インフラを保護するために設計した高セキュリティの企業ゾーンとして始まったこの都市は、企業が無制限の権力と最小限の監視で運営されるディストピア的な大都市へと発展したのだ。
プレイヤーはミッドウェイ・シティ内のさまざまな地区を探索することになるが、それぞれに個性があり、企業を支配している。最初に登場するのは、強力な企業USTMAN SACSが支配するプロミス地区。プロミス地区は、社会的地位が高度を左右するドラマチックな縦型デザインが特徴で、企業エリート専用の豪華な上層階から、荒廃したスラム街まで、さまざまな階層が存在する。この極端な不平等と企業支配の環境において、プレイヤーは高度な監視システム、腐敗した治安部隊、複雑な企業政治を操り、強盗を実行しなければならない。
▼10 Chambersのクリエイティブ・ディレクター、ウルフ・アンダーソン氏（Ulf Andersson）
「『PAYDAY: The Heist』や『PAYDAY 2』での裏話があったとしても、それは10年以上前の話です。長年たった今、開発者としてもクリエイターとしても我々は進化しています。『デン・オブ・ウルブズ』は、『PAYDAY』時代と同様に、最新作『GTFO』の経験も取り込み、強盗ゲーム自体を次のレベルに高めていきます。」
▼10 Chambersの共同設立者であるオスカー・J-T・ホルム氏(Oscar J-T Holm)
「『デン・オブ・ウルブズ』はオープンワールドのゲームではありませんが、皆さんを取り巻く世界の構築に多くの時間とリソースを費やしています。ゲームの伝承を追うのが好きでなくても、こうしたストーリーがあることを知るだけで、プレイすることに強力な目的が生まれると信じています。」
▼コミュニケーション・ディレクター、ロビン・ビョルケル氏（Robin Bjorkell）
「トレイラーにある不可解な発売日は、開発者が準備ができたら発売するという大胆な姿勢で臨んだ古典的なFPSゲームへのオマージュです。リリースが急がれる今日の業界において、私たちはゲーム開発の課題について透明性を保ちたいと考えています。このゲームは、準備が整い次第、Steamアーリーアクセスに登場します。」
