【ゲームエンタメ株概況(12/16)】招待制の新SNSプラットフォームをリリースと報じられたMIXIが後場急騰　赤字決算嫌気のcolyとアピリッツが売られる

12月16日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら続落し、前日比12.95円安の3万9457.49円で取引を終えた。今週は米FRB（連邦準備理事会）によるFOMC（連邦公開市場委員会）と日銀の金融政策決定会合の開催を控えており、様子見ムードの強い展開となった。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は37銘柄(39%)、下落は56銘柄(58%)、変わらずは3銘柄(3%)で、下落した銘柄の方が多かった。

中で、MIXI<2121>が後場引けにかけて急騰し、年初来高値を更新した。MIXIは、招待制のSNSプラットフォーム「mixi2」をリリースしたと報じられたことが株価を強く刺激する格好となったようだ。

また、DeNA<2432>が4日続伸し、前週末に『ELDEN RING』のスピンオフタイトル『エルデンリング ナイトレイン』を材料に買われたバンダイナムコHD<7832>も3日続伸した。

ほか、IGポート<3791>やビーグリー<3981>などが買われ、前週末12月13日に業務用アプリケーションなどのソフトウェア開発およびコンピュータシステムの運用・保守を手掛けるインテリジェントシステムズを買収すると発表したテンダ<4198>もしっかり。

半面、前週末12月13日に発表した第3四半期累計決算が大幅な増収となったものの、5億9600万円の営業赤字での着地となったcoly<4175>が3日ぶりに大幅反落した。

同様に第3四半期決算がWeb ソリューション事業の上期の炎上案件の影響や本社移転費用の計上などで5700万円の最終赤字での着地となったアピリッツ<4174>も反落した。

そのほか、ブシロード<7803>やエディア<3935>、GENDA<9166>などが売られた。