アニマックス、ホリプログループと共同で東アジア、東南アジアにおけるライブイベントプロデュースや運営など共同プロジェクトを開始
アニメ専門チャンネル「アニマックス」を運営するアニマックスブロードキャスト・ジャパンとホリプロインターナショナル、HT Entertainmentは、本日(12月23日)、共同で東アジア、東南アジアにおける新たな共同プロジェクトを開始することを発表した。
アニマックスは開局26年目を迎え、視聴可能世帯数は700万世帯を超える国内最大手のアニメ専門チャンネル。2009年から主催するアニメミュージックの祭典「ANIMAX MUSIX」は、横浜、大阪、神戸をはじめ、広州、台北でも実施してきた。また、2022年にはe-Sportsプロチーム「GHS Professional」を立ち上げるなどeスポーツ分野へも進出した。そのほか、エンタメECサイト「ANIMAXストア」の運営、アニメコラボカフェ「ANIMAX CAFE+」の展開、オリジナルIPの発掘のため「ANIMAXコミックス」を実施するなど、アニメ、ゲーム、コミック領域を中心に、幅広いエンタテインメントを提供している。
一方、ホリプロインターナショナルは、アジアを中心とした海外展開を積極化するため、主に国内外で活動する音楽アーティスト・声優のマネジメント部門をホリプロより受け継ぎ、2018年に設立された。「世界に通用するスペシャリストの創出」という企業理念のもと、世界規格で展開するタレント、アーティストの発掘・育成やコンテンツを創出している。根幹となるタレントマネージメントやアーティストのコンサートやファンミーティングなどを世界各地で展開、シンガポールでは東南アジアを代表するACGコンベンション「Anime Festival Asia(AFA)」に2008年の立ち上げより参加、現在は主催社に加わっているほか、2017年には中国・広州でもACGコンベンションを開催。自社コンテンツに限らず、日本コンテンツの東アジア、東南アジア進出をサポートし、多角的な事業を展開している。
HT Entertainmentは、「Focus On ASIA With Entertainment」を企業理念に、ホリプロ・グループ・ホールディングス、Tencent Music Entertainment Group、Earnestが戦略的に提携し、2022年に設立された。世界的にも独自性の高い日本コンテンンツを中国本土に向けてローカライズし、コミュニティ化していくことを最大の目的とし、ホリプログループの強みでもあるタレントの発掘、育成などのマネージメントノウハウや知見を活かしながら、中国のオンライン音楽およびオーディオサービスのリードカンパニーであるTencent Music Entertainment Groupと協力、ユーザーインサイトやオンライン、オフラインなどの豊富なリソースの提供をしている。2023年には音楽プラットフォーム”QQ MUSIC”と日中合同オーディション「QQ Music 2023 YOUNG MUSIC Campus Trend Music Competition」を開催、中国・長沙にて1万人を超える観客が集まる中、決勝大会を開催しました。
「アニメ産業レポート」によれば、「アニメ産業市場海外売上」の推移は2022年に過去最高を記録するほど、海外市場における日本のアニメエンタテインメントの注目度が増している。また、政府が今年6月に決定した「2024年度知的財産推進計画」では、アニメやゲームなどの産業の海外展開を33年までに50兆円に拡大する「クールジャパン戦略」を打ち出すなど、アニメやゲーム分野における海外展開の重要性がより高まりを見せている。
このような社会的ニーズの高まりを受けて、アニマックスとホリプロインターナショナルおよびHT Entertainmentは、これまでの各社の知見と強み、ネットワークを活かし、東アジア、東南アジアでのライブイベントプロデュースおよび運営をはじめ新たなエンタテインメント事業の成功を目指していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン
- 設立
- 1998年5月
- 代表者
- 代表取締役社長兼ゼネラルマネージャー 佐々木 朗