【ゲームエンタメ株概況(12/23)】『ポケポケ』が両ストアで売上ランキング首位でDeNAが反発 IGポートは3日続伸 外資が投資判断格下げのKADOKAWAは大幅続落
12月23日の東京株式市場では、日経平均は7日ぶりに反発し、前日比459.44円高の3万9161.34円で取引を終えた。米国の利下げペースの鈍化への懸念が後退したことで、米国市場が上昇し、その流れが国内市場にも波及する展開となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は45銘柄(47%)、下落は44銘柄(46%)、変わらずは7銘柄(7%)で、上昇と下落がほぼ拮抗する結果となった。
中で、グリー<3632>やブシロード<7803>、エディア<3975>などが買われ、App StoreとGoogle Playの両ストアで『ポケポケ』がセールスランキング首位に立ったことも材料にDeNA<2432>が反発した。
TVアニメ「SPY×FAMILY」のシーズン3の放送開始が2025年10月に決定したことを追い風にIGポート<3791>は3日続伸した。
ほか、ガンホー<3765>やコロプラ<3668>などもしっかり。
半面、マッコーリーキャピタル証券が投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に格下げしたKADOKAWA<9468>は大幅続落した。
レーティング関連では、みずほ証券が目標株価を3500円から3700円に引き上げたものの、投資判断「中立」を維持したバンダイナムコHD<7832>も反落した。
そのほか、オルトプラス<3672>とenish<3667>が年初来安値を更新し、日本ファルコム<3723>の下げもきつい。
取締役による情報漏洩、不適切行為への関与の有無などについての社内調査が継続していることなどから2024年10月期の決算発表を延期すると発表したクシム<2345>は一時373円まで売られるなど3日続落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証
- 証券コード
- 3791
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468