1月10日の東京株式市場では、日経平均は3日続落し、前日比414.69円安の3万9190.40円で取引を終えた。米国市場がカーター元大統領の国葬に伴い休場となり、手掛かり材料に欠ける中で、日経平均への寄与度が大きいファーストリテイリング<9983>の下落が指数を押し下げた。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業94銘柄のうち、上昇は43銘柄(46%)、下落は45銘柄(48%)、変わらずは6銘柄(6%)で、下落した銘柄の方がやや多かった。
中で、トーセ<4728>が大幅続伸し、一時ストップ高まで買われた。トーセは、前日1月9日に発表した第1四半期決算が売上高で前年同期比83.5%増となり、各利益項目とも大幅黒字転換を達成したことが市場の評価材料となったようだ。
また、前場は東証が信用取引について増し担保措置を実施すると発表したことが嫌気されて下落したアクセルマーク<3624>は、後場に入ると大きく切り返すなど乱高下した。
ほか、カバー<5253>とANYCOLOR<5032>のほか、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が昨年来高値を更新した。
半面、前日急騰していた東京通信グループ<7359>が大幅反落し、前日の上昇分を帳消しにする形となった。
オルトプラス<3672>は6日続落し、終値ベースで60円台を割り込んだ。
そのほか、サイバーエージェント<4751>や東映アニメ<4816>などが売られた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高46億1500万円、営業損益5億2200万円の赤字、経常損益5億100万円の赤字、最終損益2億6000万円の赤字(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728