Eガーディアン、第1四半期決算は営業利益2.4%増の4億1100万円と増益…ゲーム苦戦もEC・フリマサイト向けCS伸長、Fintech関連も貢献

イー・ガーディアン<6050>は、2月3日、2025年9月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高29億0800万円(前年同期比2.4%増)、営業利益4億1100万円(同2.4%増)、経常利益4億1200万円(同4.6%増)、最終利益2億4500万円(同13.3%増)だった。

・売上高:29億0800万円(同2.4%増)
・営業利益:4億1100万円(同2.4%増)
・経常利益:4億1200万円(同4.6%増)
・最終利益:2億4500万円(同13.3%増)

同社では、主力のソーシャルサポートで、EC・フリマサイト向けのカスタマーサポートが伸長するとともに、Fintech関連サービスの受注が拡大した、としている。ゲームサポートやアド・プロセス、サイバーセキュリティは減収となった。

業務の種類別の業績は以下の通り。

① ソーシャルサポート
売上高は18億6700万円(同12.3%増)となった。
ソーシャルサポートは、ソーシャルWebサービス等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供している。第1四半期累計においては、EC・フリマサイト向けのカスタマーサポートが伸長するとともに、Fintech関連サービスにおいて、本人確認や加盟店審査、監視業務の既存案件が拡大した。また、引き続き営業体制を強化し、顧客との関係構築に注力した結果、既存顧客の売上高が増加した。さらに、チェンジHDとの協業として、チェンジHDグループの既存外注業務の同社への移管が進捗するとともに、エンタープライズ系デジタルBPO領域の拡大に向け、既存顧客への共同提案を実施した。

② ゲームサポート
売上高は3億3800万円(同19.7%減)となった。
ゲームサポートは、ソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及びデバッグ業務等を提供している。第1四半期連携累計期間においては、引き続き海外ゲーム会社のローカライズ案件(言語翻訳や調整等の支援)からのクロスセル展開、及び既存顧客からの案件創出に注力した。しかしながら、国内ゲーム市場は変わらずその規模は大きいものの、大型のヒットタイトルに恵まれず、減収となった。

③ アド・プロセス
売上高は3億4100万円(同3.9%減)となった。
アド・プロセスは、インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供している。第1四半期累計においては、EC・フリマサイト向けの広告審査、広告関連業務の売上高が増加した。また、市場環境や需要を捉えた顧客開拓に注力し、新規案件の獲得に取り組んだ。しかし、既存顧客の売上高の減少を吸収できず、減収となった。

④ サイバーセキュリティ
売上高は2億0900万円(同1.1%減)となった。
サイバーセキュリティは、主に脆弱性診断、WAF、セキュリティの経営課題を解決するコンサルティングサービスを提供している。第1四半期累計においては、マーケティング施策が功奏し、クラウド型WAF「SiteGuard Cloud Edition」の売上高が増加した。また、ホスト型WAF「SiteGuard Server Edition マネージドライセンス」の提供を開始した。さらに、セキュリティエンジニアを中心とした採用、教育を強化するとともに、チェンジHDとの共同提案等の取り組みに注力した。一方で、脆弱性診断においては、減収となった。

⑤ その他
売上高は1億5100万円(同19.9%減)となった。
その他は、主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供している。完全子会社であるEGテスティングサービスが、30年以上の経験とノウハウに裏打ちした高品質なサービスを訴求し、深耕営業、新規開拓に取り組んだ。

 

■2025年9月期の業績見通し

2025年9月期の業績は、売上高123億6500万円(前期比8.5%増)、営業利益18億1900万円(同6.7%増)、経常利益18億2400万円(同6.8%増)、最終利益12億2000万円(同15.4%増)、EPS105.49円を見込む。株価収益率は19.0倍となる。

・売上高:123億6500万円(同8.5%増)
・営業利益:18億1900万円(同6.7%増)
・経常利益:18億2400万円(同6.8%増)
・最終利益:12億2000万円(同15.4%増)
・EPS:105.49円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:23.5%
・営業利益:22.6%
・経常利益:22.6%
・最終利益:20.1%

イー・ガーディアン株式会社
https://www.e-guardian.co.jp/

会社情報

会社名
イー・ガーディアン株式会社
設立
1998年5月
代表者
代表取締役社長 高谷 康久
決算期
9月
上場区分
東証プライム
証券コード
6050
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