SANKYO、第3四半期決算は売上高9.3%減の1537億円、営業利益4.3%減の624億円と減収減益…スマスロ好調もパチンコが計画未達

SANKYO<6417>は、2月4日、2025年3月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高1537億円(前年同期比9.9%減)、営業利益624億4200万円(同4.3%減)、経常利益631億8700万円(同4.1%減)、最終利益455億0800万円(同5.7%減)だった。

・売上高:1537億円(同9.9%減)
・営業利益:624億4200万円(同4.3%減)
・経常利益:631億8700万円(同4.1%減)
・最終利益:455億0800万円(同5.7%減)

同社では、スマパチのゲーム性拡充を商機と捉え、第3四半期からスマパチを中心としたラインナップで攻勢をかけ、11月に投入した「eフィーバーからくりサーカス2 魔王ver.」の稼働は好調を継続している。また、パチスロ機関連事業においては、同社グループのスマスロ人気が続いており、同社グループの存在感が増す中、複数タイトルの増産ニーズに対応したことに加え、新規タイトルの販売も好調に推移したことから販売台数を大きく伸ばすことができたという。

セグメント別の経営成績は次のとおり。

【パチンコ機関連事業】
パチンコ機関連事業については、売上高802億円(前年同期比38.2%減)、営業利益337億円(同40.5%減)、販売台数16万7000台(前年同期は26万台)となった。
主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-」(2024年8月)、「フィーバーからくりサーカス2」(2024年11月)、Bistyブランドの「宇宙戦艦ヤマト2202 超波動」(2024年10月)、「ゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクト G」(2024年12月)。

【パチスロ機関連事業】
パチスロ機関連事業については、売上高552億円(前年同期比138.5%増)、営業利益325億円(同194.3%増)、販売台数は11万3000台(前年同期は5万1000台)となった。
主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「Lパチスロ かぐや様は告らせたい」(2024年9月)、「Lパチスロ ダンベル何キロ持てる?」(2024年12月)であるが、2023年7月の発売以降、ロングランセールスとなっている「パチスロ からくりサーカス」をはじめ、複数タイトルの増産も行っている。

【補給機器関連事業】
補給機器関連事業については、売上高178億円(前年同期比3.2%増)、営業利益14億円(同8.2%減)となった。

【その他】
その他については、売上高3億円(前年同期比34.6%増)、営業利益1億円(同12.5%増)となった。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高1900億円(前期比4.6%減)、営業利益710億円(同2.1%減)、経常利益720億円(同1.6%減)、最終利益515億円(同4.3%減)、EPS234.58円を見込む。株価収益率は8.8倍となる。

・売上高:1900億円(同4.6%減)
・営業利益:710億円(同2.1%減)
・経常利益:720億円(同1.6%減)
・最終利益:515億円(同4.3%減)
・EPS:234.58円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:80.9%
・営業利益:87.9%
・経常利益:87.8%
・最終利益:88.4%

会社情報

会社名
株式会社SANKYO
設立
1966年4月
代表者
代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6417
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