バンダイナムコHD、2025年3月通期の営業利益を1600億円→1800億円に上方修正 売上、利益とも過去最高を見込む

バンダイナムコホールディングス<7832>は、2月5日、2025年3月期連結業績予想の上方修正を行い、売上高1兆2300億円(前回予想1兆1500億円)、営業利益1800億円(同1600億円)、経常利益1870億円(同1630億円)、最終利益1280億円(同1100億円)、EPS195.7円(同168.13円)とした。期末配当予想も1株あたり11円から60円に引き上げた。過去最高業績を見込んでいるとのこと。

・売上高:1兆2300億円(前回予想1兆1500億円)
・営業利益:1800億円(同1600億円)
・経常利益:1870億円(同1630億円)
・最終利益:1280億円(同1100億円)
・EPS:195.65円(同168.13円)

従来予想からの修正率は、売上高6.9%増、営業利益12.5%増、経常利益14.7%増、最終利益16.3%増となっている。

・売上高:6.9%増
・営業利益:12.5%増
・経常利益:14.7%増
・最終利益:16.3%増

【前年実績との比較】
・売上高:17.1%増
・営業利益:98.4%増
・経常利益:79.5%増
・最終利益:26.1%増

 

同社では、2025年3月期通期連結業績予想数値については、第3四半期累計の業績が好調に推移したこと、足元の市場環境や事業の動向、第4四半期の各事業における商品・サービスやマーケティングの計画等を踏まえた、としている(関連記事)。年間配当予想については、通期連結業績予想数値の修正を踏まえ、ベース配当22円に業績連動配当49円を加え、1株当たり71円に修正する。なお、11円の中間配当を実施しているため、期末の配当予想は1株当たり60円となる。

また、今後については、世界各地域において日本IPの人気拡大が継続する一方、市場や顧客のライフスタイルや嗜好等の変化がさらに激しくなることが予想される。中長期での持続的な成長に向け、2025年4月より新たな中期計画をスタートし、グローバル市場においてIP軸戦略をさらに強力に推進していく。

次期中期計画においては、「パーパス“Fun for All into the Future"」と中長期ビジョン「Connect with Fans」のもと、世界中のIPファン、あらゆるパートナー、グループ従業員、そして社会とつながり、IP価値の最大化に向けた様々な取組みを推進するとともに、成長に向けた強固な経営基盤を確立していく。同社グループでは、これら取組みの推進により、企業価値の向上と長期利益の創造を目指す。

株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 浅古 有寿
決算期
3月
直近業績
売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
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