クルーズ、注力分野のITアウトソーシング事業の成長などで増収を確保　GameFi事業の損失計上などが響いて10億1300万円の営業赤字を計上

クルーズ<2138>は、2月12日、2025年3月期の第3四半期累計（4～12月）の連結決算を発表、注力分野のITアウトソーシング事業の成長もあって増収を確保したものの、運営しているゲームの売上が低調な結果となったGameFi事業の損失計上が響き、大幅な赤字計上となった。

売上高109億5700万円（前年同期比2.3％増）
営業損益10億1300万円の赤字（前年同期2億5300万円の黒字）
経常損益8億6500万円の赤字（同12億300万円の黒字）
最終損益4億9200万円の赤字（同11億8200万円の黒字）

①ITアウトソーシング事業
売上高32億5000万円（前年同期比54.4％増）、セグメント損益2300万円の赤字（前年同期8200万円の赤字）となった。

②EC事業
売上高58億6200万円（同10.2％増）、セグメント利益5100万円（同82.7％減）となった。

③メディア事業
売上高4億7100万円（同34.9％減）、セグメント利益2000万円（同88.4％減）となった。

④GameFi事業
売上高13億5800万円（同44.8％減）、セグメント損益8億1200万円の赤字（前年同期9400万円の黒字）となった。

⑤その他事業
売上高1400万円（同85.0％減）、セグメント損益2億4800万円の赤字（前年同期2億3300万円の赤字）となった。

■通期業績予想は引き続き非開示

2025年3月期通期の業績予想については、同社グループを取り巻く事業環境の変化は大きく、新規性の高い事業や新たなビジネスにも積極的に取り組んでいることから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため非開示としている。