【ゲームエンタメ株概況(2/12)】投資有価証券売却で特別利益計上&ビットコイン購入方針でgumiがS高 BLCゲームの情報公表のサイバーステップは続伸
2月12日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比162.53円高の3万8963.70円で取引を終えた。米国の関税政策が引き続き相場の重しとなったもの、値がさのファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>が買われたこともあり、日経平均はプラス圏での推移が続く形となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は51銘柄(53%)、下落は39銘柄(41%)、変わらずは6銘柄(6%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、gumi<3903>に朝方から買いが殺到し、ストップ高比例配分となった。gumiは、連結子会社で保有する投資有価証券の一部を売却し、投資有価証券売却益11億9500万円を第4四半期決算で特別利益として計上すると発表したことと、総額10億円の暗号資産(ビットコイン)を購入する方針を明らかにしたことが市場の関心を集めたようだ。
また、2月10日にBacoor dAppsとの業務提携により開発しているブロックチェーンゲーム『Eggle(仮)』の情報を公表したサイバーステップ<3810>が続伸した。
そのほか、MIXI<2121>の上昇が目立ち、バンク・オブ・イノベーション<4393>やハピネット<7552>も高い。
ゲームフリークとの共同タイトル『パンドランド』を4月下旬よりグローバル展開することを発表したワンダープラネット<4199>は6日続伸となった。
第3四半期期間(10~12月)の営業損益が運営タイトルのポートフォリオ見直しの影響や新作のリリースが近づき開発費用が増加したことなどで15億7100万円の赤字計上となったアカツキ<3932>は反落してスタートしたが、引けにかけてプラス圏を回復した。
半面、通期の利益予想を従来の黒字予想から一転して赤字予想に修正したパピレス<3641>は大幅反落した。
岩井コスモ証券が投資判断「A」、目標株価5000円でカバレッジを開始したDeNA<2432>は一時3976円まで買われたものの、前営業日に好決算を受けてストップ高まで買われていたこともあり、買い一巡後は反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199