ソニーグループ、24年10-12月のゲーム事業は営業益37%増と大幅増益 PSNetworkとサードパーティ拡大、PS5想定上回る販売台数 「来期はよりよいモメンタム」
ソニーグループ<6758>は、第3四半期(2024年10~12月)のゲーム&ネットワークサービス分野の業績について、売上高が前年同期比16%増の1兆6823億円、営業利益が同37%増の1181億円と大幅増益を達成した。売上は過去最高、営業利益は第3四半期として過去最高だったという。
同社では、前年同期に発売されて大ヒットした『Marvel's Spider-Man 2』の反動減があったものの、ネットワークサービス(PS Network)の収益と、自社制作以外のゲームソフト販売が伸びたため、としている。
さらに、「プレイステーション5」ハードの損失が減ったことも増益要因となった。ハードウェアの販売台数が15.8%伸びて950万台と過去最高となったほか、プロモーション費用を20%の削減を行ったという。
とりわけ「プレイステーション5」のハードの販売台数は同社の予想を上回るものだったとした。これにゲームユーザーが増えるという季節要因、そして良質なサードパーティが発売されたことが加わり、月間アクティブユーザー数が過去最高になった。
▲発売後同期間のプレイステーション4との比較。販売台数は同水準となった一方で、月間アクティブユーザー数はプレイステーション4を上回った。
なお、来期である2026年3月期の見通しについてもコメントがあった。代表執行役 社長 COO 兼 CFO 十時 裕樹氏は、来期においてはサードパーティだけでなく、ファーストパーディでも強力なタイトルの発売が予定されており、「よりよいモメンタムができるのではないか」。説明会では『Ghost of Yōtei』と『Death Stranding 2』を紹介した。
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758
会社情報
- 会社名
- 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
- 設立
- 1993年11月
- 代表者
- 暫定CEO 十時 裕樹