【決算まとめ①】ゲーム関連企業の26年1~3月期決算は増収増益が目立つ形に 『ドッカンバトル』周年と新作『怪獣8号』貢献のアカツキ コーエーテクモHDは複数の新作がヒット

柴田正之 編集部記者
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主要ゲーム関連企業の2026年1~3月期の決算を振り返りたい。今回の集計データでは、3月決算銘柄の期末を迎えるタイミングとなり、どちらかというと下期偏重型の多い家庭用大手ゲーム関連企業がラストスパートでどこまで期初の想定に到達するかが大きなポイントとなっている。

また、任天堂<7974>の新ハードウェア「Nintendo Switch 2」がこの1年で大きく普及し、ソフトウェア販売の選択肢が増えたことは、シリーズ系ソフトなどを持つ大手ゲーム企業の今期展望に強い追い風となってくることが予想される。

さて、今回も前回までの形と同じく、テーマごとに少し切り分け、この記事では1~3月期の決算シーズンの主要ゲーム関連企業の決算の概略をまとめてみたい。これまでの記事とデータの連続性も踏まえ、エイチーム<3662>とgumi<3903>、アピリッツ<4174>、coly<4175>などの決算は既に次の四半期の決算発表が迫っているが11~1月期の数字を使用している。

■『ドッカンバトル』周年と新作『怪獣8号』貢献のアカツキが大幅増収増益

この四半期に業績が好調だったのは、アカツキ<3935>だ。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』(配信はバンダイナムコエンターテインメント)の11周年イベントを期間中に開催したことに加え、新作『怪獣8号 THE GAME』の貢献もあり、大幅な増収増益を達成した。

また、家庭用大手ゲーム株では、コーエーテクモHD<3635>がQonQで大幅な増収増益を達成した。新作『ぽこ あ ポケモン』や『仁王3』などが期中に発売となり、収益を大きく押し上げる格好となっている。

半面、ドリコム<3793>がQonQで大幅な減収減益となった。ただし、これは前四半期に主力タイトル『Wizardry Variants Daphne』の1周年施策が奏功し、四半期ベースで過去最高の売上高を記録した反動によるところが大きい。そのため、現時点で過度の懸念材料としてとらえる必要はなさそうだ。

■24社が増収、22社が増益と増収増益基調に

この四半期決算では、集計対象企業36社中の24社が増収、12社が減収となり、増収となった企業が多かった。また、営業利益についても22社が増益(赤字幅の縮小を含む)、14社が減益と増益の企業が多かった。

なお、36社を売上高と営業利益の増減別に分けると、以下のようになる(並びはコード順)。

増収増益…MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、コーエーテクモHD<3635>、ネクソン<3659>、エイチームHD<3662>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>、ガンホー<3765>、gumi<3903>、Aiming<3911>、アカツキ<3932>、coly<4175>、ワンダープラネット<4199>、サイバーエージェント<4751>、東京通信グループ<7359>、スクエニHD<9684>、コナミグループ<9766>
増収減益…オルトプラス<3672>、マイネット<3928>、セガサミーHD<6460>、ブシロード<7803>、バンダイナムコHD<7832>、マーベラス<7844>
減収増益…アエリア<3758>、テンダ<4198>、イマジニア<4644>、カプコン<9697>
減収減益…ボルテージ<3639>、KLab<3656>、enish<3667>、ドリコム<3793>、カヤック<3904>、モバイルファクトリー<3912>、アピリッツ<4174>、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>

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株式会社ドリコム
https://drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高126億5500万円、営業利益1億1200万円、経常利益5300万円、最終損益10億3500万円の赤字(2025年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
株式会社アカツキ
https://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高236億5200万円、営業利益39億1500万円、経常利益42億3300万円、最終利益16億4600万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る
コーエーテクモホールディングス株式会社
https://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 兼 取締役会議長 襟川 陽一/代表取締役 社長執行役員CEO 鯉沼 久史
決算期
3月
直近業績
売上高831億5000万円、営業利益321億1900万円、経常利益499億8800万円、最終利益376億2800万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
企業データを見る