CRI・ミドルウェア、第1四半期の営業利益は「最大級」となる3.7倍の1億3600万円 ゲームと音響制作、車載・カラオケ機器への許諾が好調

CRI・ミドルウェア<3698>は、2月13日、2025年9月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高8億6100万円(前年同期比28.1%増)、営業利益1億3600万円(同277.8%増)、経常利益1億4600万円(同295.2%増)、最終利益1億0100万円(同313.3%増)と大幅増益を達成した。

・売上高:8億6100万円(同28.1%増)
・営業利益:1億3600万円(同277.8%増)
・経常利益:1億4600万円(同295.2%増)
・最終利益:1億0100万円(同313.3%増)

同社では、エンタープライズ事業が黒字に転じたこと加え、海外向けの「CRIWARE」と子会社ツーファイブの音響制作が貢献し、第1四半期としては最大級の営業利益になった、としている。

 

① ゲーム事業
売上高は4億7900万円(同19.5%増)、セグメント利益は6500万円(同69.9%増)となった。

同社製ミドルウェア「CRIWARE」等の国内許諾売上は、予定どおり進捗したものの、前年同期に料金体系変更による駆け込み需要があったため、減少した。海外向けは、中国において第3のOSがローンチした効果と、欧米圏で新規の許諾売上を複数獲得したこと等により、増加した。

またツーファイブが行う音響制作は、新規顧客を含めた大型の音声収録業務を複数受注したことにより、四半期最大の売上・利益を達成した。

なお、「CRI TeleXus」への研究開発投資は当セグメントにおいて継続して行っている。

 

② エンタープライズ事業
売上高は3億8200万円(同40.7%増)、セグメント利益は7000万円(前年同期は200万円のセグメント損失)となった。

組込み分野の売上は、カラオケ案件で大型の許諾売上があったこと等により、増加した。モビリティ分野の売上は、新製品となる車載メーターグラフィックソリューション「CRI Glassco(シーアールアイ グラスコ)」が本格的に立ち上がり、許諾売上が増加したこと等により、増加した。クラウドソリューション分野の売上は、R&Dフェーズへのシフトのため、受託業務量を減らしたことにより、減少した。

 

■2025年9月期の業績見通し

2025年9月期の業績は、売上高33億6000万円(前期比6.1%増)、営業利益3億8400万円(同4.2%増)、経常利益3億9400万円(同2.8%増)、最終利益3億1200万円(同2.8%増)、EPS59.71円を見込む。株価収益率は14.9倍となる。

・売上高:33億6000万円(同6.1%増)
・営業利益:3億8400万円(同4.2%増)
・経常利益:3億9400万円(同2.8%増)
・最終利益:3億1200万円(同2.8%増)
・EPS:59.71円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:25.6%
・営業利益:35.4%
・経常利益:37.1%
・最終利益:32.4%

株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高31億6700万円、営業利益3億6800万円、経常利益3億8300万円、最終利益3億400万円(2024年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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