ダイコク電機<6430>は、2月13日、2025年3月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高479億7500万円(前年同期比9.4%増)、営業利益118億1900万円(同1.3%増)、経常利益118億5700万円(同1.1%増)、最終利益81億1600万円(同0.7%減)だった。
・売上高:479億7500万円(同9.4%増)
・営業利益:118億1900万円(同1.3%増)
・経常利益:118億5700万円(同1.1%増)
・最終利益:81億1600万円(同0.7%減)
主力の情報システム事業が増収増益となった。スマート遊技機導入による設備投資需要に応えるため、カードユニット「VEGASIA」(ベガシア)の拡販活動を進めたほか、新製品「REVOLAII」(レボラツー)、「DUALINA」(デュアリナ)の拡販活動、クラウドチェーン店管理システム「ClarisLink」(クラリスリンク)、周辺エリアの集客状況を提供する商圏分析サービス「Market-SIS」(マーケット-エスアイエス)、煩雑な機種入替時の作業が短時間で完了し業務効率化に貢献する「楽らく入替運用オプション」の普及を促進した。
セグメント業績は次のとおり。
(情報システム事業)
売上高は447億3800万円(前年同期比9.5%増)、セグメント利益は135億5100万円(同1.6%増)となった。『パチンコホール向け製品等』の売上は、カードユニット「VEGASIA」の販売台数は前年同期を下回ったものの、引き続き堅調に販売が推移したことや、カードユニットの改刷対応、情報公開端末の新製品「REVOLAII」や「DUALINA」の販売台数が好調に推移したことにより、前年同期を上回った。『サービス』の売上は、主要なサービスが堅調に推移し、スマート遊技機登場による市場変化への対応に関連したMIRAIGATEサービスの加盟店舗数が増加したこともあり、前年同期を上回った。
(アミューズメント事業)
売上高は27億8700万円(前年同期比7.0%減)、セグメント利益は3400万円(前年同期はセグメント損失2億6800万円)となった。同社のパチンコ向けハードビジネスの終息と合わせて、市場全体のパチンコ機販売台数の減少も影響して、遊技機向けの表示ユニット及び制御ユニット販売、部品販売ともに、前年同期を下回った。
(その他)
その他については、売上高は4億7600万円、セグメント損失1億2700万円となった。
■2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績は、売上高550億円(前期比2.1%増)、営業利益124億円(同3.3%増)、経常利益125億円(同3.3%増)、最終利益85億円(同0.4%増)、EPS581.72円を見込む。株価収益率は4.7倍となる。
・売上高:550億円(同2.1%増)
・営業利益:124億円(同3.3%増)
・経常利益:125億円(同3.3%増)
・最終利益:85億円(同0.4%増)
・EPS:581.72円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:87.2%
・営業利益:95.3%
・経常利益:94.9%
・最終利益:95.5%
会社情報
- 会社名
- ダイコク電機