サンリオ、第3四半期決算は営業利益92%増の410億円 テーマパークの国内外の来場者増加、ライセンス好調 通期業績予想を上方修正

サンリオ<8136>は、2月14日、2025年3月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高1047億8600万円(前年同期比44.7%増)、営業利益410億9300万円(同92.1%増)、経常利益426億6500万円(同89.8%増)、最終利益337億9000万円(同109.4%増)と大幅増益を達成した。

・売上高:1047億8600万円(同44.7%増)
・営業利益:410億9300万円(同92.1%増)
・経常利益:426億6500万円(同89.8%増)
・最終利益:337億9000万円(同109.4%増) 

 

■概況

国内の店舗・テーマパークは、2024年11月1日に50周年を迎えた『ハローキティ』関連の様々な施策や複数キャラクター戦略の継続により、国内客および外国人観光客が増加し、売上高を押し上げた。

国内外のライセンス事業は複数キャラクター戦略の好調継続により、50周年の『ハローキティ』だけでなく様々なキャラクターの人気が高まり、既存ライセンシーの商品展開が増加するなど売上高の伸長に寄与した。重点地域と位置づけている北米と中国は各種施策が好調に推移し、大幅増収・増益となった。

また、東京国立博物館表慶館で開催中の「Hello Kitty展-わたしが変わるとキティも変わる-」(24/11/1~25/2/24)は、国内外から注目を集め、2024年12月末時点で14万人を動員するなど連日多くの人が訪れているという。

地域セグメントを見ると、日本や欧州、北米、南米、アジアの全セグメントが増収増益を達成した。

 

■2025年3月通期の業績予想を上方修正

2025年3月期連結業績予想の上方修正を行い、売上高1405億円(前回予想1306億円)、営業利益512億円(同410億円)、経常利益529億円(同418億円)、最終利益405億円(同311億円)、EPS171.5円(同131.66円)とした。

・売上高:1405億円(前回予想1306億円)
・営業利益:512億円(同410億円)
・経常利益:529億円(同418億円)
・最終利益:405億円(同311億円)
・EPS:171.46円(同131.66円)

従来予想からの修正率は、売上高7.5%増、営業利益24.8%増、経常利益26.5%増、最終利益30.2%増となっている。

・売上高:7.5%増
・営業利益:24.8%増
・経常利益:26.5%増
・最終利益:30.2%増

【前年実績との比較】
・売上高:40.5%増
・営業利益:89.9%増
・経常利益:87.1%増
・最終利益:130.3%増

 

【追記】
業績推移のグラフは以下の通り。

株式会社サンリオ
https://www.sanrio.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サンリオ
設立
1960年8月
代表者
代表取締役社長 辻 朋邦
決算期
3月
直近業績
売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
8136
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