
2月18日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前営業日比96円15銭高の3万9270円40銭でこの日の取引を終えた。円高が一服したことを受けて半導体や輸出関連株が買われ、一時334円高まで買われる場面があった。防衛関連や金融株なども買われたが、引けにかけて伸び悩んだ。
【主要指数】
・日経225: 39,270.40(+96.15)
・TOPIX: 2,775.51(+8.61)
・ドル/円: 151.88(+0.37)
・ダウ: 44,546.08(-165.35)
・ナスダック: 20,026.77(+81.13)
・SOX: 0.00(+96.15)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は48銘柄(50%)、下落は42銘柄(44%)、変わらずは6銘柄(6%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。決算発表シーズンは終わったが、好業績銘柄を中心に個別物色する動きとなっているようだ。
個別では、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が連日の昨年来高値を更新した。営業利益が前年同期比43%増となった第1四半期の決算が引き続き好感されたようだ。
サンリオ<8136>も連日の昨年来高値を更新した。引き続き好業績を評価した買いが入っているが、岩井コスモ証券が同社株のレーティング「A」の継続とし、目標株価を5000円から7500円に引き上げたと観測されている。
ネクソン<3659>が小反発。自社株買いを発表したものの、2024年12月期の決算発表後、株価は低調な動きが続いている。
モルガン・スタンレーMUFG証券が「オーバーウェート」から「イコールウェート」に引き下げたうえ、目標株価を2800円から2300円に引き下げた。
このほか、調査関係から格下げや目標株価引き下げの動きが出ており、
・マッコリ―リーキャピタル証券が「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価を2400円から2200円に引き下げ
・野村證券が「Buy」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価を3400円から2400円に引き下げ
などがある。
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も小反発。岡三証券と岩井コスモ証券による目標株価の引き上げが観測されている。ただ高値更新後の上、目標株価が時価に近いのため、利食い売りも出やすいという。
岡三証券がレーティング「中立」の継続としつつ、目標株価を5000円から7000円とし、岩井コスモ証券がレーティング「A」の継続とし、目標株価を6500円から7900円とそれぞれ目標株価を引き上げたもよう。
このほか、ブシロード<7803>や任天堂<7974>、コナミグループ<9766>などが年初来高値を更新した。このほか、アエリア<3758>やタカラトミー<7867>なども買われた。
他方、直近買われた銘柄の下落が目立った。イー・ガーディアン<6050>のほか、モブキャストホールディングス<3664>、アクセルマーク<3624>、メガチップス<6875>、マイネット<3928>などの下落が目立った。
