スパイスマートは、スマートフォン向けカジュアルゲームの最新動向を分析した「カジュアルゲーム調査」を実施し、その調査結果を発表した。
同社はこの調査を毎年行っており、今年で4年目を迎える。今回は調査で明らかになったカジュアルゲームのトレンド傾向について一部紹介する。
【収益モデル】広告と課金のハイブリッド型がスタンダードに
この調査で、アプリ内課金と広告導入を併用する「ハイブリッド型」の収益モデルが81%と昨年調査の68%から増加となり、引き続きトレンドであることが分かった。
また、調査対象のうち半数を超える52.4%のタイトルは、新ステージ移行時やコンティニュー時のディスプレイ広告とアイテム入手やプレイ回数制限の解除のために能動的に視聴するリワード広告を組み合わせ、かつ課金要素を併用するハイブリッド収益モデルを導入している。広告導入なしで課金のみのアプリは換金できるポイントが集められるなど一部ポイ活要素も見られたのが今年の特徴となった。
【ジャンル】パズルゲームが引き続き人気であるものの、傾向に変化も
パズルゲームの人気は依然として高いものの、ジャンル内でのトレンドに変化が見られた。
昨年調査では、箱庭づくりや経営シミュレーション系のゲームをはじめ、マッチ3やパズルRPGジャンルが多い傾向にあった。今回の調査では「整理系」や「ピンパズル」といったジャンルの増加が見られる。またテンポのいい「謎解き」ゲームも増加し、前回調査よりもジャンルのバリエーションとしては増えている印象がある。
また、広告を活用したクロスマーケティングも活発に行われた。ハイパーカジュアルゲーム同士の相互誘導や、ランキング上位タイトルの広告出稿例など、広告出稿事例のトレンドも本レポートでくわしく分析しています。
<調査概要>
調査期間:2024年10月~12月
調査対象:日本App Store ダウンロードランキングにおいて、期間内にトップ200以内にランクインしていたタイトルのうち、スパイスマートが選出した21タイトル
調査内容:
・カジュアルゲーム市場における人気ジャンルや注目タイトル
・各タイトルのゲームシステム
・導入広告と表示されていた広告主
・アプリ内課金要素
備考:比較対象とした昨年の調査期間は2023年7月~9月における日本App Store ダウンロードランキングトップ200以内のうちスパイスマートが選出した25タイトル
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会社情報
- 会社名
- 株式会社スパイスマート
- 設立
- 2015年7月
- 代表者
- 代表取締役 久保 真澄