【ゲームエンタメ株概況(3/5)】国内証券が投資判断を格下げのコナミグループが続落 『モンハンワイルズ』ヒットも目先材料出尽くしでカプコンが安い

3月5日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比87.06円高の3万7418.24円で取引を終えた。米国のトランプ大統領の施政方針演説を受けて、関税政策への警戒感がやや後退したことで、一時は上げ幅200円超まで買われる場面があった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は45銘柄(47%)、下落は47銘柄(49%)、変わらずは4銘柄(4%)で、下落した銘柄の方がやや多かった。
中で、オルトプラス<3672>が急騰したほか、モブキャストHD<3664>やガーラ<4777>も買われるなど軽量株に物色が入った。
ほか、コロプラ<3668>やAiming<3911>、マイネット<3928>なども買われた。
パチスロ新機種「L ULTRAMAN」の発売を直近で発表している円谷フィールズHD<2767>は大幅反発した。
半面、大和証券が目標株価は1万1600円から1万9000円に引き上げたものの、投資判断を「2」から「3」に格下げしたコナミグループ<9766>は続落した。
家庭用ゲーム大手では、新作『モンスターハンターワイルズ』のリリースによる目先の材料出尽くし感もあってカプコン<9697>も安い。
親会社イオン<8267>によるグループ会社イオンモール<8905>とイオンディライト<9787>の完全子会社化が株価の刺激材料となり、前々日、前日と買われていたイオンファンタジー<4343>は3日ぶりに大幅反落した。

会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1696億400万円、営業利益657億7700万円、経常利益656億3500万円、最終利益484億5300万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1405億8100万円、営業利益152億9500万円、経常利益164億6200万円、最終利益111億5800万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4216億200万円、営業利益1019億4400万円、最終利益746億9200万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766