【ゲームエンタメ株概況(3/21)】任天堂など家庭用大手ゲーム株に物色入る 国内証券が目標株価引き上げのIGポートは大幅反発 フリューは4日ぶりに反落
3月21日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比74.82円安の3万7677.06円で取引を終えた。日米ともに金融政策の重要イベントを通過した安心感から前場は買いが先行する場面もあったものの、後場に入ると上げ幅を縮小し、大引けにかけてマイナスに転じた。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は57銘柄(59%)、下落は31銘柄(32%)、変わらずは8銘柄(8%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、任天堂<7974>やカプコン<9697>、バンダイナムコHD<7832>など家庭用大手ゲーム株の強さが目立った。任天堂は、4月2日の「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 - 2025.4.2」の放送予定が接近してくるとともに、発売日発表などへの思惑が膨らみやすい状況となっているようだ。
また、東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を2500円から2850円に引き上げたIGポート<3791>が大幅反発し、KADOKAWA<9468>やアルファポリス<9467>など、関連作品のアニメ化の話題などが物色の火種として意識された企業も高い。
そのほか、サイバーエージェント<4751>は続伸して昨年来高値を更新し、主力株ではDeNA<2432>が3日続伸と強さを見せた。
半面、モブキャストHD<3664>の下げがきつく、coly<4175>やgumi<3903>などが売られた。
3月19日に2025年2月度月次売上高を発表し、前年同月比1.3%減と好調だった1月から2月はマイナスに転じたことが明らかになったフリュー<6238>は4日ぶりに反落した。
カバー<5253>は4日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証
- 証券コード
- 3791
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238