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サイバーステップ<3810>は、3月26日、新たに子会社3社を2025年4月に設立することを発表した。
同社グループは、現在まで国内外におけるオンラインゲームの開発および運営事業の展開とともにエンターテインメント事業として、動画配信プラットフォーム向けコンテンツの制作・運営などの事業を積極的に展開してきた。今後も既存事業の発展に加えて、新たな収益基盤の模索を進め、企業グループ価値の更なる向上を目指すべく、今回XR/VR事業、音楽関連事業、イベント関連事業に特化した子会社を設立する。
XR/VR事業会社「エンビジョン株式会社」については、VR(仮想現実)や AR(拡張現実)といった最先端技術を活用し、同社が培ってきたゲーム開発技術やIP活用のノウハウを組み合わせたサービスの提供を目的に設立する。日本独自の文化やアニメ・漫画・ゲーム作品などのIPと組み合わせたコンテンツや映像作品の企画・開発・制作を行うほか、バーチャルイベントの企画・運営などを通じて、新しいエンターテインメント体験を提供していく。また、日本のカルチャーをグローバルに発信し、当社グループにおける新たな収益モデルの確立を目指す。
音楽関連事業会社「サイバーステップリズム株式会社」については、同社がマーチャンダイジング事業を通じて培ってきた知見や、アーティストのIP活用による企画・販売・物流・国内外プロモーション活動などの強みを活かし、音楽出版・レーベル運営を目的として設立する。これにより、同社グループの新たな収益基盤の構築による企業価値向上を図っていく。
イベント関連事業会社「サイバーステップオーロラ株式会社」については、幅広い分野のイベントの企画や運営を展開し、エンターテインメント業界における新たな価値創出を目指す。また、上記「音楽関連事業会社」や「XR/VR事業会社」と連携することにより、ライブイベント・展示会・バーチャルイベントなど多岐にわたる事業を推進することで、同社グループのシナジーを最大化していく。
なお、これらの子会社設立によるサイバーステップの2025年5月期の連結業績に与える影響は軽微な見込みだが、今後、業績に重大な影響を与えることが明らかになった場合には、速やかに公表するとしている。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810