-
SHIFT<3697>は、4月4日、NewTechや新規事業、海外進出、業務改革、ITに関するコンサルティング事業を提供するライズ・コンサルティング・グループの株式801万9700株(議決権所有割合33.0%)を5月上旬に取得し、資本業務提携契約を締結することを発表した。取得価額は76億1871万5000円。
ライズは、戦略やIT、業務改革における総合コンサルティング会社で、現場に寄り添った本質的な課題解決に強みを持っている。そうした強みを活かしながら、採用競争が激化しているコンサルティング市場においても、優秀な人材の採用も好調に推移しており、業界を問わず幅広く日本の大手企業に顧客基盤を構築している。
こうした事業基盤の順調な成長により、2023年の東京証券取引所グロース市場上場以来、約25%の売上収益成長を達成してきた。直近年度では、売上収益61億5500万円、売上総利益35億5200万円(売上総利益率57.7%)、営業利益18億500万円(営業利益率29.3%)を記録している。
この資本業務提携を通じて、ライズは、戦略コンサルティングの案件をSHIFTグループの有するデリバリー部隊である開発、テスト、保守・運用機能に連携させることで、獲得できる案件の幅を広げることができる。SHIFTとしても、ライズと協業することで、足元で注力しているトップセールスのさらなる拡大に取り組むことができると期待している。また、ライズとSHIFTの顧客層は、DX推進に対して高い課題意識を有している点で共通しており、本資本業務提携により幅広い価値提供の可能性を拡大するだけでなく、両社で顧客層・案件規模も拡大したいと考えているという。
なお、この株式取得により、ライズはSHIFTの持分法適用会社になる予定。また、これに伴うSHIFTの業績および財務状況に与える影響については軽微である見込みだが、事業の大幅な状況変化により経営成績および財務的影響が生じる場合には、明らかになった時点で速やかに開示するとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社SHIFT
- 設立
- 2015年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 丹下 大
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3697