トーセ、2011年8月期はゲームソフト開発好調で経常益98%増

トーセ<4728>は、2011年8月期の連結業績を発表し、売上高57億3800万円(前期比27.9%増)、営業利益3億7800万円(同109.8%増)、経常利益3億5800万円(同98.7%増)、当期純利益1億8800万円(同226.6%増)だった。     同社では、主力のゲームソフト開発では、前期低下していたゲームソフト開発事業の稼働率は、新型ハード対応ソフト関連の引き合いが多かったこともあり、急速に回復した、としている。 ただ、複数タイトルで開発スケジュールの変動が発生し、開発完了時期が来期以降に変更となったことや受注に至らなかった案件が多数発生したため、売上は計画を僅かながら下回ったとのこと。 開発完了タイトル数は、家庭用ゲーム機向け26タイトル、パソコン向け13タイトル、パチンコ・パチスロ向け5タイトル、携帯端末向け87タイトル、その他1タイトルの合計132タイトルだった。   ■2012年8月期の見通しと施策 2012年8月期は、売上高57億4600万円(前期比0.1%増)、営業利益3億3900万円(同10.3%減)、経常利益3億6000万円(同0.5%増)、当期純利益1億9600万円(同4.1%増)を見込む。     家庭用ゲームソフトの開発については、次世代ゲーム機器を含めた様々なプラットフォームで、各プラットフォームの特性を活かした斬新な企画提案を積極的に行うとともに、顧客の事業戦略や方向性を分析した上で、戦略的な受注活動を推進することで、受注活動の精度向上や収益力の強化を図っていく。 また、ソーシャルゲームやスマートフォンの開発については、従来の携帯電話向けコンテンツであった開発売上・運営売上・ロイヤリティ売上の三本柱で安定した収益を確保するビジネスモデルが当てはまりにくいと指摘。ソーシャルゲームやスマートフォン、従来の携帯電話向けなどのプラットフォームごとに事業にあたる組織を構築するとのこと。
株式会社トーセ
http://www.tose.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トーセ
設立
1979年11月
代表者
代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
決算期
8月
直近業績
売上高46億1500万円、営業損益5億2200万円の赤字、経常損益5億100万円の赤字、最終損益2億6000万円の赤字(2024年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4728
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