
フランスの独立系アニメーションスタジオZAGは、本日(5月20日)、2025年7月に日本法人「ZAG JAPAN合同会社」の設立を予定していることを発表した。
この戦略的拠点の新設は、ZAGの国際的な展開をさらに強化し、日本文化に根ざしたコンテンツ創出を目指す大きな一歩となる。日本のアニメーションやストーリーテリングに対する敬意と情熱を反映し、世界中の視聴者に感動を届ける“ユニバーサルなヒーローと物語”の創造に挑む。
▼ZAG CEO ジェレミー・ザグ氏コメント

ZAG JAPANの設立を発表できることを心から嬉しく思います。日本の文化とアニメーションは、私たちの創作に多大なインスピレーションを与えてきました。才能あふれる日本のクリエイターと手を取り合い、感情豊かで美しい作品を世界に届けたいと思います。
■ZAG JAPANのCOOには風早完次氏が就任予定
ZAG JAPAN合同会社の最高執行責任者(COO)には、東映アニメーションでの長年の経験を持つ風早完次氏が就任する予定だ。風早氏は、業界への深い理解と情熱を持ち、ZAGの革新的な西洋アニメーションと日本アニメ文化の融合によって、世界中で愛される作品の創出に貢献する。
▼風早完次氏コメント

ZAGは、卓越したクリエイティビティを通じて、世界中の子どもたちに心に残るエンターテインメント体験を届けてきました。特に、日本のマンガやアニメに見られる“主人公の内なる強さ”を巧みに取り入れることで、ZAGのストーリーテリングには、他に類を見ない感動の深みが生まれています。
グローバルで一大ブームを巻き起こした「Miraculous」の成功は、西洋アニメーションと日本のマンガ・アニメ文化が融合することで、かつてない魅力を創出できる可能性を証明しました。
ZAG JAPANの設立は、日本の豊かなアニメーションの伝統と、ZAGの革新的な物語創造の融合によって、世界に新たな“愛される作品”を送り出すための重要なマイルストーンです。長年日本のアニメーション業界に携わってきた私にとって、この歴史的な新章のスタートに貢献できることを、心から光栄に思います。
■ZAGのアニメ作品に日本のレジェンドアニソンアーティストが参画
ZAGは、日本の大手タレントエージェンシー「HIGHWAY STAR」とのパートナーシップも発表しました。HIGHWAY STAR所属の日本を代表するアニメソングアーティストである影山ヒロノブ氏(「ドラゴンボールZ」の楽曲他多数を歌唱)と玉置成実氏(「機動戦士ガンダムSEED」などの楽曲他多数を歌唱)がZAGの作品に参画する。
【ZAGについて】
ZAGは、テレビ、映画、デジタルなど多様なプラットフォームに向けて、魅力的なキャラクター、独創的なストーリー、オリジナル音楽を通じて世界基準のコンテンツを創出するエンターテインメントスタジオ。代表作には「Miraculous - Tales of Ladybug & Cat Noir」「Ghost Force」などがあり、現在はケイティ・ペリー主演の長編アニメーション「Melody」も制作中。ZAGは現在、パリ、ロンドン、サンタモニカに加え、2025年には東京にも拠点を構え、グローバルな創作ネットワークをさらに拡大していく。