【ゲームエンタメ株概況(5/23)】任天堂が5日ぶりに大幅反発 『ELDEN RING』の映画化を材料にKADOKAWAも5日ぶりに反発 ボルテージはS安に

5月23日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反発し、前日比174.60円高の3万7160.47円で取引を終えた。前日の米国市場でのハイテク株高を受けて、国内市場も半導体関連株などへの買いが先行した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は49銘柄(51%)、下落は43銘柄(45%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、JPモルガン証券が目標株価を1万3400円から1万5300円に引き上げた任天堂<7974>が5日ぶりに大幅反発した。野村証券が投資判断「Buy」を継続し、目標株価を1万7600円から2万1000円に引き上げたコナミグループ<9766>も5日ぶりに反発した。
また、KADOKAWA<9468>が5日ぶりに反発した。KADOKAWAは、バンダイナムコエンターテインメントがフロムソフトウェアとの共同タイトルである『ELDEN RING』の映画化プロジェクトを始動したと発表したことが株価の刺激材料となったもよう。
ほか、ワンダープラネット<4199>が4日ぶりに大幅反発し、ブシロード<7803>やカバー<5253>なども買われた。
半面、ボルテージ<3639>が4日ぶりに反落し、ストップ安まで売られた。ボルテージは、東京証券取引所が本日(5月23日)から同社の信用取引で増し担保措置を行うと発表したことが市場から嫌気されたようだ。
前日にビットコインが最高値を更新したことを材料に、暗号資産関連の一角として物色を集めてストップ高したgumi<3903>は大幅反落した。
そのほか、enish<3667>の下げがきつく、DeNA<2432>やAiming<3911>などが安い。

会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高28億1800万円、営業利益1400万円、経常利益1700万円、最終利益1300万円(2025年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2779億1500万円、営業利益166億5100万円、経常利益177億4200万円、最終利益73億9200万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468