【ゲームエンタメ株概況(6/3)】日経平均は急落前に戻るも主力株は手掛かり難 出遅れ感のある中小型株の一角に物色【チャート掲載】

6月3日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前営業日比23円86銭安の3万7446円81銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株高や円安を手がかりに買い優勢が始まったが、米中貿易摩擦への警戒感も強く、上値追いの動きは限定的だった。

 

【主要指数】
・日経225: 37,446.81(-23.86)
・TOPIX: 2,771.11(-6.18)
・ドル/円: 142.84(+0.16)
・ダウ: 42,305.48(+35.41)
・ナスダック: 19,242.61(+128.85)
・SOX: 4,832.79(-23.86)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は38銘柄(40%)、下落は52銘柄(54%)、変わらずは6銘柄(6%)で、下落した銘柄の方が多かった。

日経平均株価が急落前の水準に戻っているうえ、手がかり材料に乏しいこともあって、主力株は手掛けづらく、出遅れ感のある中小型株の一角に買いが入ったようだ。バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>やワンダープラネット<4199>、日本一ソフトウェア<3851>、東京通信G<7359>などが買われた。

 

任天堂<7974>が3日続落。みずほ証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を1万2300円から1万4500円に引き上げたことを材料に買い優勢で始まったが、後場に入って上げ幅を縮小した。セガサミーHD<6460>やスクエニHD<9684>、コナミG<9766>、バンダイナムコHD<7832>、コーエーテクモHD<3635>、カプコン<9697>など大手ゲームも総じて冴えない。

 

タカラトミー<7867>が3日ぶりに反落。SMBC日興証券が投資判断を「1」から「2」に格下げし、目標株価も4200円から3400円に引き下げたとの観測が出ている。

 

ネクソン<3659>が変わらずを挟んで3日続落。岩井コスモ証券が同社株のレーティングを「A」から「B+」に格下げしたとの観測が出ている。なお、目標株価は2400円から2900円に引き上げたとのこと。

 

このほか、エヌジェイHD<9421>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、CRI・ミドルウェア<3698>なども売られた。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧