東映アニメ、26年3月期は売上高880億円、営業利益260億円と2ケタ減収減益を計画 25年3月期は減益予想だったが最終的には最高業績で着地

東映アニメーション<4816>は、2026年3月期の連結決算について、売上高880億円(前年同期比12.7%減)、営業利益260億円(同19.8%減)、経常利益267億円(同19.5%減)、最終利益191億円(同19.1%減)と2ケタ減収減益を計画している。
・売上高:880億円(同12.7%減)
・営業利益:260億円(同19.8%減)
・経常利益:267億円(同19.5%減)
・最終利益:191億円(同19.1%減)
・EPS:93.4円


同社では、前期に好調に稼働した大型劇場作品の配信権販売や、新作家庭用ゲームの反動減などを理由に減収減益の見通しとしたが、国内外ともに足元好調な事業環境である点は従前比で変わっていない、としている。海外市場深耕を狙った戦略投資も行っていくとのこと。
例年、期初段階で保守的な予想を発表し、途中に上方修正することの多い同社だが、今年はどうなるだろうか。
2025年3月期は、期初では、売上高が7.5%減の820億円、営業利益が14.4%減の200億円、経常利益が22.5%減の205億円、最終利益が20.2%減の150億円と減収減益の計画としたが、最終的には売上高1008億円、営業利益324億円、経常利益331億円、最終利益236億円と見通しを大きく上回り、過去最高業績で着地した。
2026年3月期は、TVアニメ作品として、「ワンピース」、「キミとアイドルプリキュア♪」、「おしりたんてい」、「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」、「DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)」、「科学×冒険サバイバル!」を放映する。
劇場アニメ作品は、「映画キミとアイドルプリキュア♪」(2025年9月12日公開予定)、劇場版総集編「ガールズバンドクライ」(【前編】青春狂走曲2025年10月3日、【後編】なぁ、未来。2025年11月14日公開予定)を製作・公開する予定。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1008億3600万円、営業利益324億3200万円、経常利益331億8800万円、最終利益236億2300万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816