
6月26日の東京株式市場は3日続伸。日経平均株価は、前営業日比642円51銭高の3万9584円58銭でこの日の取引を終えた。米国のハイテク株高の流れを引き継ぎ、朝方は半導体関連が物色されたが、幅広い銘柄が物色されるようになった。
【主要指数】
・日経225: 39,584.58(+642.51)
・TOPIX: 2,804.69(+22.45)
・ドル/円: 144.25(-1.02)
・ダウ: 42,982.43(-106.59)
・ナスダック: 19,973.55(+61.02)
・SOX: 5,493.30(+51.43)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は50銘柄(52%)、下落は39銘柄(41%)、変わらずは7銘柄(7%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
個別銘柄では、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が年初来高値を更新したが、前日終値近辺でもみあった。3Dインベストメント・パートナーズの買い増しが明らかになり思惑買いが入ったものの、過熱感も意識されており、利食い売りが上値を抑えたようだ。

任天堂<7974>やセガサミーホールディングス<6460>、コナミグループ<9766>、カプコン<9697>なども年初来高値を更新した。Switch2の販売好調とゲーム市場の活況を背景にした物色だが、、目先の過熱感から上値の重さが目立った。




東京通信グループ<7359>は後場に入って買われた。この日、2025年12月期の業績予想を上方修正し、営業利益を5000万円から1億4000万円に引き上げたことが材料視されたようだ。年初来高値を更新したが、買い一巡後は引けにかけて上げ幅を縮小していった。

このほか、ガーラ<4777>が年初来高値を更新した。ここ最近、中小型株について短期資金が循環物色する動きが見られており、同社株も対象になったようだ。ただ、東証プライムの主力株が活況なこともあり、買いが続かず戻り売りに押された。直近活況だったアクセルマーク<3624>やenish<3667>がさえない。



バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は反落。著名な個人投資家が同社株を購入したことをSNS上示唆したことで追随買いが入り連日の年初来高値更新となったが、この日は利益確定の売りに押された模様だ。

■ゲーム・エンタメ関連株一覧
